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若返った、ったら驚かれたわい。仕方ないゆえ、説明をの。

「あのー

 冗談では?」


まぁ、そうなるわな。


「いやのぅ。

 幻想機の副作用と言うのかのぅ。

 異世界の食材に、若返りの効能があったようなんじゃよ」


そう告げたらの。


「いやいや、ちょっと待ってください。

 異世界へ行けておられるので?」


そがぁなことをな。


「まさかの。

 映像を見ておるだけじゃぞ」


そう告げたら、首を傾げられた。


「いや、映像なのに、食材が影響するんですか?」っとな。


「いやの、同調率が上がったゆえ、アチラの料理が食せるようにな」


「はいいぃっ!

 超上級職の方ではないですかぁっ!

 現在、お二人しか居らず、予約で埋まってる状態ですよねっ!」


「うん?

 そうなのかえ?」


「なんで、ご自分のことなのに、知ってられない、え?

 コレから入社でした、っけ?

 アレ???」


何やら混乱しておるな。


「ふむ、3人目とやらになるのかのぅ?

 まぁ、幻想機で投影された映像へ触れたり、食したりできる訳じゃ。

 じゃが、依存性が強い食材があってな。

 それに脳が過剰反応したようなのじゃよ。


 その際、その食材が持つ効能を擬似体験したらしいのじゃが、それが現実にまで影響をの。

 今朝起きたら若返っておってな、非常に困っておるのじゃよ」


あー、頭を抱えてしもうたわえ。

まぁ、俺も頭を抱えたでなぁ。


ん?

休憩スペース奥に動きが?


「ああ、お店が開くみたいですね」


はい?

早くね?

俺が訝しく思っているとな。


「オフィスビル近くへ、会社社宅ビルがあるんです。

 店舗従業員も社員あつかいですから、その社宅から通っていますね。


 とは言え、店は雇われ店長の采配で営業してます。

 社員食堂あつかいですが、利用率や評価が給料に影響しますから、朝早くから開店する店もあるんですよ。


 だから、そろそろ夜勤組や早出の社員が現れるでしょうね」


そんなん言っている間に人が入って来た。

まずは、自販機にてコーヒーですか?

なかなかに優雅ですなぁ。


ん?

店が開いたか。


「多羅さんも食べられますよね?」


そう言われたのじゃが。


「いや、まだ入社前なのじゃが?」


社員でない俺が、タダで食べるのは、のぅ。


「多羅さんは、超上級社員として迎えられるのが、決まっているじゃないですか。

 だから、問題ないですよ」


そのようにの。

したら、その話しが聞こえた社員がのぅ。


「はぁ?

 そんなダブダブな服を着た子供がかい?

 何かの間違えでは?」


そう割り込んで来た。

ん?

ダブダブの服?


「え?

 多羅さん?

 なんか、縮んでないです?」


そう紫藤さんがの。

っか、縮んだ?

俺がかえ?


で、確認すると、服がダブダブに。

いや、朝も多少服が緩くなった気はしておったのじゃが、はて?


「それ、もしかしたら、若返りの副作用では?

 若返るって、エネルギーを使いますよね?

 それを体内から賄っているとしたら・・・」


はい?

激痩せした、とか?


服下を触ったら、骨が浮き上がっておるな。

激痩せ、っうヤツじゃて。


「大変!

 直ぐに食事を持って来ますね!」


紫藤さんが、慌てて料理を貰って来た。

っか、朝から、うどん、かえ?


温玉に出汁汁が掛かり、生姜と薬味に天かす、じゃな。

ツルリっと。

美味い!

もう一杯!


牛丼に親子丼や天丼も。


いやぁ、食った、食ったぁ。

っか、なんか、急速に消化が進んでいるのが、体感できるなじゃが?

なんか、変な感じじゃて。


その後も紫藤さんと話しをしておったのじゃがな、そろそろ会社へとのぅ。

今日、退職願いを出すとしてもじゃ、遅刻は厳禁じゃてな。


紫藤さんにエスコートされ、会社から出る。

駅まで送ると言うのを断り、駅へと。


最寄り駅へ着き、会社へとな。

流石に喫茶店へ寄る時間はない。

ゆえに素通りじゃ。


オフィスへ入り、自分の席へと。

まぁ、席はフリーゆえ、決まった席はないのじゃが。


端末を立ち上げ仕事の準備をな。

今日は課長が出社予定じゃったか?

テレワークの可能性ものぅ。


まぁ、その場合は、人事へ退職願いを持って行けば良いか。

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