映像が終わったで、寝るとするかのぅ・・・寝れんっ!
まさに天にも昇る味であった。
うん。
昇天仕掛けたしのっ!
『咄嗟に映像を切らねば、そうなってましたよ、もう。
機械の私を、驚かさないでください!』
機械なのに驚くのじゃな。
流石は、アドバイザーさんじゃて。
まぁ、コレにて映像は終わりなのじゃがな。
直ぐに寝るにはのぅ。
寝る前にコーヒーは如何かとは思うのじゃが、気を沈めるには良かろうて。
まぁ、インスタントのスティックコーヒーじゃがな。
それを湯で溶かし、砂糖とミルクにクリープを。
ん?
クリープとミルクは一緒では無いか、じゃと?
いやいや、フレッシュとクリープでは、風味が違うでな。
宣伝で言っておったしのぅ。
フッ、クリープの無い珈琲なんて、っとな。
ここで重要なのは、コーヒースティックを2本使うことじゃな。
でないと、フレッシュとクリープが奏でる二重奏に負けるでな。
で、砂糖は控えめに、じゃ。
自宅で飲む場合は、これに決めておるでな。
コーヒーを飲んで、まったり、っとしておると眠気がの。
余韻が冷めた、っと言うか、落ち着いた、っと言うかの。
昂っておったのが、落ち着いてきた感じかの。
しかし、戦闘などは無かったのじゃが、中々にエキサイティングじゃったわい。
っか、美味さで昇天仕掛ける、っと言う、仰天経験を得たでな。
アレはビックリじゃったわぇ。
しかし、美味かったのぅ。
コチラでは、どんな富豪であろうと経験できまい。
まぁ、死ぬ可能性があるが。
美食家で、美食を極めれるなら死んでも良いなどと言う者もおろう。
そのような者には、是非とも食べて頂きたい。
あまりの美味さに昇天できるで、本望であろ?
気分が落ち着き、眠気が来たのでベッドへと。
で、布団へ潜り込んでの、気付いたら朝じゃった。
最近は、このペースじゃてな。
流石に慣れたかのぅ。
いや、流石に気付いておるぞ。
変じゃとな。
明らかに体調が改善しておるのじゃが?
で、じゃ。
身支度のために洗面所へ向かったのじゃが・・・
「いや、流石に、これは無いじゃろ?
うせやろ?」
ボーゼンと前を見る輩がな。
いや、俺なんだが。
その、なんだぁ。
「なぜ、若返っておる?」
昨日までは初老の男性を写しておった鏡へ、二十代、いや十代でも通る若い男が。
むろん、この部屋へは、俺しかいない。
いないよな?
思わず後ろを。
まぁ、居らんわな。
俺は慌てて部屋へ戻ると、ヘアバンドを頭へ。
『マスター
どうかなさいましたか?』
アドバイザーさんが、のんびりと。
「何かあったか、では無いわい!
なんか若返っておるのじゃが、どう言うことじゃっ!」
思わず、アドバイザーさんを詰問してしもうたわえ。
『推測ですが、よろしいでしょうか?』
そう言うでな。
「それで構わんよ。
情報なしよりはマシじゃて」
なるべく気を落ち着けながらの。
したら。
『昨日、トチナの実を続けて食べるのを止めた訳ですが、理由は脳が効能を勘違いし、依存性を得てしまうものでした。
まぁ、実際に依存しつつありましたし』
うむ。
覚えておるが、それが?
『その依存性の発露が問題な訳ですが。
元来、味覚や触覚に食感は再現されますが、依存性まで再現されるハズがないのです』
はて?
実際にトチナの実に依存しそうになったような?
『そうなのです!
つまり、マスターの同調率が大幅に増し、それが原因で発生したものかと。
昨日は、トチナの実が持つ薬効は、マスターへ効かないと申しました。
ですが、増した同調率にて、マスターへ薬効が効いてしまったものと、思われます』
はい?
そんなこと、有り得るのかえ?
『普通は無いハズです。
ですが、何事にも例外はありますので。
で、依存性が影響したならば、他の効能も影響するのではないかと。
つまり、テロメラーゼとなる効能を促進または付与した可能がですね。
その影響にてテロメアが活性化し成長したものと推測されます。
このような事例は初めてですので、あくまでも推測ですが』
なるほどのぅ。
なんか分からんが、トチナの実にて、若返ったと?
じゃが、若返った状態で会社へ行けば騒ぎになる。
困った。
どないしょー




