表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
252/276

木工体験にて木工をするぞい。久々ゆえ、上手くできるか、のぅ。

結局、儂の木工体験は店員さんが対応してくれることに。

ただし。

人間国宝の爺さん立ち会いの元で、のぅ。


なんでじゃっ!

ちと気になるが、まぁ、口出しせんみたいじゃし良いか。

非常に気になるがのっ!


「ソレでは、選んだ図案を元に、木を削っていきましょう。

 そのために、木へ専用の鉛筆である程度の形を記します。

 ヤッてみて下さい」


ふむ?

木に書いたような図案もあるの。

なるほど、このように木へ書くのかえ?


「了解じゃ。

 試してみるわえ」


そう告げ、木を持つ。

微電流を流すと分かるのじゃが、木には木目や繊維の流れなんどがの。

刃を入れ易い方向ちゅうのが、あるようじゃ。


それを踏まえて図案を写すのじゃが、なるべく繊維へ添う形でのぅ。

なんか爺さんが、感心しちょるようじゃが、何じゃろかい?


しかし、図案をイメージしながら木材へ微電流を流すとじゃな。

木材ん中へ、図案を立体的に意識出来るようにの。


実際には存在しちょらんのじゃが、丸で木材ん中へ眠り猫の像が埋まっておるような、感じじゃて。


鉛筆で軽く図案を描いた後、儂は彫刻刀を。

要らぬ箇所を躊躇いなしに、削り落として行く。


その際に、微電流を強めに流しつつ、木の繊維を解していくように。

で、多少脆く、削り易くなった箇所を、剃り落とすようにのぅ。


ふむ。

サクサクと進むわえ。


まぁ、儂には完成した像の姿が見えており、その像を彫り出すように削っておるでな。

しかも、微電流にて繊維を解すサポート付きじゃて。


じゃから、最初に描いた下書きなんぞは、全く気にせずに削っておる。

もはや、邪魔と言っても良いじゃろうて。


とは言え、大まかなイメージでしかない像じゃでな。

彫り進めて行けば、コレでは物足りんくなるじゃろうて。


迷いなく彫り進め、削ぎ落としちょると、埋まっておった感じの微電流像がの。

徐々に浮き上がるように現れる像を、さらに細かな造形へと。


このアンテナショップには猫は居らん。

じゃが、近くへペットショップや猫カフェ、トリマーの店などが。

猫を飼っちょる家もの。


まぁ、半径数キロ圏内ほどに、じゃが。


ソコらへは、様々な仔猫がおってのぅ。

眠っておるのもじゃて。


ソレらの仔猫を参考に、微電流像を調整していく。

ふむ。

結構、愛らしい像ではないかと思えるぞい。


微電流にて彫る造形が固まったでな、それを浮き出させるように削って行く。

像近くまで彫り進めたで、慎重に作業を。


輪郭が浮き彫りになり、細部を。

毛並みも分かり易い表現にて。

顔も愛らしい仔猫が、スヤスヤとの。


じゃが、彫って整えるには限界が。

角が立っちょる感じで、何とかしたいのじゃが。


したらの。

爺さんが、紙ヤスリを渡してくれおったわい。


なるほどのぅ。

コレで削るなれば、思うた形に出来ようて。


紙ヤスリを掛けておったらの。

ある程度掛けた所で、別の紙ヤスリを。


爺さん、ナイスタイミングじゃて!


複数回に分けて紙ヤスリを。

荒いヤツから、目が細かいヤツへと。


ふむ。

要らぬ角やザラ付きが、のうなったでのぅ。

っか、艶が出て光沢が。


我ながら、愛らしゅうて、しかも木の風合いが出ちょる木像がの。

ニスを塗ってはおらんのに、ニスを塗ったような光沢が。


で、彫る時に木材の繊維を解しておったが、逆に繊維を詰めることも、のぅ。

じゃから、出来た木像の繊維が詰まるように、微電流を。


「ふぅ。

 出来たわえ」


思わず、のぅ。

したら爺さんがな。


「お主し素人ではあるまい?

 なんで木工体験を申し込んだのだね?」っと。


いやいや。


「儂は大人になって、初めて木工をしたのじゃが?

 まぁ、小学生ん頃には、図画工作の授業でしたことは有るがのぅ」


そう告げたらの。


「ソレにしては、刃物の扱いに迷いがない。

 それに、木目の見抜き方は、素人とはおもえぬのだが?」


そがぁな事を言われてものぅ。

ほんに素人なんじゃが、困ったのぅ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ