アンテナショップへ入ってみたわい。色々と有るもんじゃて。はて、アレは!?
屋敷なれば、様々な体験も可能とはしれたが、一人で黙々と作業するのと、このような場で体験するのでは違うでな。
しかし、古民家を移築しただけでのぅて、庭なんぞも手入れされちょるわい。
っても、日本庭園ちゅう感じじゃのぅて、田舎の婆さん家へ行ったような、のぅ。
なんとも落ち着く感じで、好感が持てるぞぃ。
店内には、様々な工芸品や食品が。
全て、出店元の県特産品らしいわえ。
菓子もじゃが、漬物や佃煮なんぞもな。
魚の甘露煮なんぞは、酒のアテには良かろうか。
ソレらを冷やかしながら、木工細工のコーナーへと。
ふむ。
寄木細工なんぞや、木彫りの置物、皿など、様々じゃな。
熊や鳥に人物像などなど。
まぁ、定番ではある。
じゃが。
「ガ○・ダム・じゃ、とぉ?」
ガ○ダムのモビルス○ツが、木彫りにて。
ガ○プラならぬガ○木像じゃな。
主人公サイドのヤツを木像にしたヤツもじゃが、敵側のヤツも。
しかも細部に拘った造りとなっておる。
いや、プラモデルで造れるんじゃから、木像としても造れるじゃろう。
まぁ、手間を考えたら、普通はせんじゃろうがな。
しかしのぅ。
ロボ物を、ちと考えると、味方サイドより敵サイドの機体種類が多いわい。
まぁ、敵サイドの機体はヤラレ役にて消え物ゆえ、そうなるのじゃろうがな。
で、儂がガ○木像を眺めちょる間に、紫藤さんが木工体験を手配してくれたみたいじゃ。
まぁ、始める準備に、多少時間が掛かるそうでな。
で、始める前に、ビデオを観ていて欲しいと言われてのぅ。
人間国宝の職人さんが造る木工細工をな。
ふむ、素晴らしい手際じゃてな。
基本的な切り方に彫り方、パーツの組み方などなど。
出来上がった品も、実に見事じゃて。
コレが人間国宝ちゅう方なんじゃのぅ。
さて、次は小さな木柱を加工するようじゃ。
印も付けず、無造作に切ったり、彫ったりしちょるな。
設計図なんぞは無いみたいじゃ。
良く造れるもんじゃてな。
ザックリとした形から、徐々に形を整えておる。
何が出来るのか、完成前にフォルムにて判明したのじゃが。
あのー
そのな。
人間国宝じゃ、よな?
なんで、ガ○木像みたいなのを?
いや、なんで、みたいなの、か、じゃがな。
違う物語りのじゃから、じゃて。
黒騎士ツバッシャ。
しかもアニメの方で無く、七つ星な物語りの方じゃてな。
しかも、魔改造されちょらんか、アレ。
くぅ。
アレは、欲しいかも。
『マスター?
あんな物が?』
アンナ物ちゅうなっ!
あの造形の良さが、分からんのかぁっ!
『?
分かりませんが?
沙織』
『はい?
何か有りましたでしょうか?』
『いえ、大したことでは無いのですが』
『なんでしょう?』
『それがですね。
ビデオで職人が造っている人形があるじゃないですか』
『ああ、アレですか?
人間国宝でも、アンナ物造るんですね。
それが?』
『マスターが、素晴らしい、っと。
理解出来ないため、沙織には分かるのかと』
ほうじゃ!
なにせ、ツバッシャじゃぞっ!
『?
はい?
子供向けの人形ですよね?
意味が、分からないのですが?』
なん、じゃ、とぉ!?
「いやいや。
あのツバッシャの造形が、如何に素晴らしいのか、分からんのかえ?」
思わずの。
したらな。
「おっ!
お客さん、渋いねぇ。
旧バージョンのツバッシャ推しかね。
分かる人には、分かって貰えるかぁ。
女性には理解して貰えなくてねぇ」
男性店員さんがの。
じゃからな。
「なるほどのぅ。
全てでは無いじゃろうが、女性にロボ物は理解して貰えんようじゃて」
「あら?
お客様。
ソレは偏見ですよ。
私達もロボ物は見ますし、好きな機体も有りますから。
まぁ、どちらかと言うと、ロボよりキャラの方が好きですけど」
「いや、君の場合、男性キャラ同士をモデルにしたいだけじゃないかね?」
ぎょっ!
腐の方かいな。
ビックリじゃっ!




