やはりダリル飯は美味かったわい!ん?食い過ぎ?ダリル飯じゃけぇ、仕方ないのじゃっ!
別に量を食っても、映像世界じゃて問題なかろう。
『現実でも、大層、食されておられますが?』
いや、それは、ほれ。
次元エネルギーにて代替えしたエネルギーを、のぅ。
『既に代替え分は、補給し終わっておりますが?
代謝が上がっており、血肉に変わってはおりますが、その分、人造種化が進んでおります。
マスターが、気にされないならば、問題ありませんが?』
そがな大事なことは、はよ言わんかぁーい!
えっ!
その、なんじゃ。
飯を食い過ぎると、ダリルさんみたいにかえ?
『むしろ、ダリル殿の師である、ガウランド殿のようになるかと』
熊ちゅうか、鬼じゃねぇかぁっ!
ヤダぁ!
『だったら、少しは自重してください。
マスターに対しては予測不能なのですから、どうなっても知りませんよ』
いや、今、ガウランドさんみたいに。
『アレは、数ある予測の一つですので』
なぁーんじゃ。
そがぁなら、気にせんでも。
『確率は60%を超えますが?』
ダメなヤツじゃったぁ!
くっ!
自重するわい!
『その割には、全て食べられておられますが?』
そ、それは。
あれじゃ、あれっ!
ダリル飯が美味いのが、悪いのじゃ!
『もう勝手にしてください』
つれないのぅ。
ん?
沙織さんが覚醒したようじゃな。
『ハッ!
また、です、かぁ。
美味しく幸せだった記憶は、なんとなく有るのですけれど、無理に思い出そうとすると、意識が遠のきそうで怖いです』
ふむ。
やはりダリル飯の威力は凄いのぅ。
アチラ側では、ロゼッタ嬢と、彼女に無理やり覚醒させられたハゲルさん以外は、いまだにカツンカツンしちょるでな。
側から見たら異様じゃが、アノ味なれば、仕方あるまいて。
この後は、風呂へ入ってから寝るだけみたいじゃな。
この風呂じゃが、水はカリンちゃんが水晶石にて出すゆえ、後は沸かすだけでのぅ。
前から週に何度かは入っちょったみたいじゃ。
じゃが、火晶石から放出する火では火力が足りんかったようでな、薪なんぞを消費せねばならんかったようじゃ。
そのため、無用な出費となる風呂を毎日は、のぅ。
じゃが、ダリルさんは水も出せるし、水を沸かす火力を火晶石にて放出できるでな。
ゆえに毎日、風呂へ入っちょるようじゃて。
男湯は沙織さんが居るし、儂も男の裸なんぞ見とうないでな。
むろん、女湯なんぞは論外じゃ。
コレが若いヤツらなれば、嬉々として覗くのじゃろうがな。
さて、後は寝るだけのようじゃし、観るのを終えるかのう。
『そうですね。
それで、視聴を終えられた後は、どうなされます?』
どうなされる?ちゅうてものぅ。
まだ二時過ぎくらいじゃろ?
『さようですね』
『ちょっと待ってください。
確か、視聴し始めたのが、その頃ですが?
かなり長い時間、視聴しています。
いくらなんでも、数時間は経過しているのでは?』
ん?
いや、映像世界内は加速しちょるでな、現実世界では、ほぼ時間が経っておらんぞい。
ゆえに、映像世界を視聴し始めた頃に戻る感じじゃてな。
『なんて無茶苦茶な』
そがぁに言うてものぅ。
コレは、儂がヤッておる訳ではないでな。
『いえ。
マスターが幻想機に適合されているからこそ、このような事が可能なのです。
他の方では適合率が低く、この様にはなりませんので』
ほうじゃったかいのぅ。
それより、コレからどがぁするかじゃてな。
晩は屋敷で摂りたいでのぅ。
なれば、あまり遅う帰路に着くのは愚策じゃろうて。
『別に街で夕食を摂られても良いかと』
うむ。
屋敷で食す料理の方が美味いちゅうのもあるんじゃが、何より通勤ラッシュちゅうのが、のぅ。
『それを言われますと、行動の範囲や時間帯が限られてしまいますが?』
そがぁに言われてものぅ。
ようやく通勤ラッシュに煩わされんようになったのに、わざわざ会いとうないわい。
さて、ほんに、どがぁするかのぅ。




