ダリルさん期間中じゃてな。暇ゆえ、色々と考察してみた、ぞい!
グルガムスが食べる量が、あまりに少ないためビックリしちょるとな。
『宿す晶石からカロリーを得ているものと、推測されます』
はぁ?
水分補給なんぞは可能じゃろうが、栄養は違うじゃろうに。
『正確には判明しておりませんが、食した後で余剰となる栄養を、細胞ではなく晶石へ溜め込んでいるらしいのです。
まぁ、推測レベルでしかないのですが、晶石を宿すように生み出された種であるため、晶石が絡んでいるかと』
ん?
なんで、晶石を宿すのが前提なんじゃ?
そがぁなこと、分からんじゃろうに。
『いえ。
以前にドロイドによる遺跡探索にて、ある程度は判明しておりますので』
なんとのぅ。
そがぁなことも、しちょったんかいな。
『まぁ、派遣したドロイドが徘徊している獣に撃破されており、詳しくは調査できませんでしたが。
やはり機械では生体兵器に勝てませんので』
はぁ?
逆じゃろ?
機械の方が強いように思うのじゃが?
『機械は精密装置なのです。
環境にて劣化しますし、打撃を受けるだけでシステムに異常が発生します。
精密になるほど、その場での修理は交換に依存します。
生物兵器などは、細胞を再生させ、短時間で復帰しますし、様々な脅威に身体が適応して行きます。
そのため本国では、生物兵器の方が優れている認識なのです』
ふむ。
なれば、何故に機械を多用しちょるのじゃ?
『それは、利便性のためですね。
コチラが制御するには、機械が優れております。
センサー類も搭載できますので、道具としては、機械の方が扱い易いのです。
ですが、環境適合や進化を鑑みるに、兵器としては機械より優るでしょう』
なるほどのぅ。
まぁ、一つ、間違いないことがあるわい。
『なんでしょう?』
グルガムスとやらは、荷運びに最適、ちゅうことじゃな。
今は袋に素材を入れ、袋へ詰めた物を括りつけちょるだけじゃ。
その状態で、ダリルさんに、楽々着いて行っちょるからのぅ。
コレが専用装備になれば、運べる荷も増えるじゃろうし、動き易さも変わるじゃろうて。
ダリルさんの狩りにて課題と思えるのは、じゃ。
やはり荷運びじゃろうて。
で、グルガムスに荷を運ばせることが出来るなれば、その課題がある程度は解消されるでな。
『まぁ、そうでしょうね』
なれば、ダリルさんも頻繁に狩りへ出掛けるのではないかえ。
『そうでしょうか?』
ん?
違うのけぇ?
『いえ、ダリル殿は、何か目的を持って里を出たのかと』
ほうなのかえ?
里の風習にて、旅立ちを促されたからじゃと思うのじゃが?
『アレは未熟な若者に、世に出て成長を促すためのモノかと。
ダリル殿に必要とは思えませんので』
確かに、言われてみれば、そうじゃのぅ。
深層狩人と言えば里でも上澄みじゃろうて。
そがな人物を成長を促すために、里の外へ?
『何度か竜種との話しが出ていたかと』
ほうじゃったか?
記憶に無いがのぅ。
『おそらくですが、その竜種に関係するかと』
竜種かえ?
ドラゴンとか、かのぅ?
『流石に、ファンタジーな理不尽生物は居りません。
まぁ、似たような存在は居りますが』
居るのかよっ!
『深層では、飛竜を含む、様々な竜種が生息しております。
晶石を操る存在も、ですね。
浅層や中層には生息しておらず、難易度が急激に上がるのです。
これは環境の問題で、南方に生息する竜種がコチラへ居ないためでしょう。
深層へ向かうほど、気候が変わり暖かくなります。
コレは、ある意味人為的な現象でしょう』
人為的?
どう言う意味じゃ?
『過去文明の遺跡が、深層周辺の気候へ影響を与えております。
そのため、その気候でしか生きられない竜種も生息している訳です。
さらに、竜種との交配種である獣竜も存在しており、より危険な場所になっているみたいですね』
ジェラシックパ○クかえ?
しかし、獣としか戦っておらぬ者が、急に竜種ちゅう異なる種別の生き物と戦うのは、のぅ。
せめて、深層より弱い。
ハッ!
それで、外の世界なのか!




