カリンちゃんが、地獄を見るのかえ?なにゆえにぃ!?
慌てるカリンちゃんへ、ダリルさんがの。
「あのな、カリン。
雷晶石にて身体サポートしていたみたいだが?」
「あれ?
分かっちゃた?」
ふむ?
なんやら微電流を身体に纏っておったな。
アレかえ?
『え?
ご主人様は、分かられたのですか?』
まぁ、のぅ。
儂も微電流を流して、辺りを伺っておったでな。
その際にカリンちゃんの様子も、のぅ。
ただ、あまり探ると気付かれるゆえ、軽く、じゃな。
『はい?
映像に、です、か?』
『沙織。
それが出来るのが、マスターなのです。
ちょっと可笑しい存在ですが、その力ゆえ、今、アナタも映像へダイブできているんですよ』
可笑しい存在は、酷くないかえ?
まぁ、なんや知らんが、映像へ干渉できちょるけぇなぁ。
我ながら、確かに可笑しいかものぅ。
『うーん。
理解が及ばないのですが?』
『それが、マスターですから』
いや、酷くね?
「俺もカリンに習った索敵をしておるのでな」
「え!?
ダリル兄ィもヤッてんの?
何時?」
「ん?
常にしておるが?」
「うぞぉ!
オイラ、それが出来るようになるまで、三年は掛かったんだけど!?」
おろ?
儂も常時索敵しとるのじゃが、難しいのかぇ?
『ご主人様?』
『マスターですから』
ふむ。
まぁ、のぅ。
『誤魔化せた、と、思っておられません?』
『それが、マスタークオリティですので』
酷くね?
「まぁ、それでカリンが雷にて、身体サポートしていたことに気付いた訳だな。
なので真似てみたが、コレは結構有益な技術だ」
「へへぇ〜ん。
そうでしょー」
うん、自慢気じゃな。
ドヤ顔が、結構可愛いんじゃが?
皆、ホッコリしちょるわい。
「有益なのだがな」
「ん?
なんだよ?」
「カリンにとっては、非常に困った効果もある」
「はい?」
うん、キョトンっと、しちょるな。
「なんなんだい?
その困った効果ってのはさ?」
そう、ロゼッタ嬢がの。
それへダリルさんがの。
「筋肉を動かすサポートをするゆえ、過剰に筋肉が動く訳だ。
まぁ、肉体を活性化させるため、癒えながら、では、あるのだがな」
ほぅ?
癒えながら、かえ?
『なるほど。
そうでなければ、筋肉断裂などが起こり、重篤化するでしょうね』
なんと!
そりゃぁ、大事ではないかや!!
『おそらく、細胞を活性化させて癒しているのかと。
また、筋肉を解し、異常が出難くなっているのでは?』
ほぅ?
なれば、肉体を鍛えるには最適じゃろうの。
ん?
そうなれば、困ったことにはなるまいに。
「それって、肉体を鍛えるには最適さね。
何が困るってんのさ」
ロゼッタ嬢が首を捻ってのぅ。
したらの。
「そう、鍛えるには、最適だ。
だから、だ。
身体を過剰に鍛えた翌朝、どうなるかね?」
「はぁ?
そら、そんだけ鍛えたら筋肉痛に。
あ!」
「そう。
明日、極度の筋肉痛となっておろうな。
しかも、成長痛と共に、だ。
俺達は困らんが、カリンは地獄だろう」
「いーやぁー」
うーん。
今朝の状態から鑑みるに、酷いことになりそうじゃわい。
「だが、鍛錬としては最適だ。
ゆえに、雷で身体をサポートしながら来て貰う。
それにカリンは、風晶石で気配を断てるからな。
俺達が狩りをしとる間、潜んで貰えば良かろう」
わー
カリンちゃんへの、ブートフォレストウォークやぁー
カリンちゃん、呆然。
「あのね」
「なんだ?」
「拒否権は?」
「成長したくないのならば、構わんが?
この方法は、俺が居る間のみだ。
期間限定だが、拒否しても構わんぞ」
うーむぅ。
なかなか究極な選択じゃな。
そもそもの話し、ダリル飯は、ダリルさんが居る間しか食べれんからのぅ。
それにて成長しちょる訳じゃ。
その成長に伴い筋力を付けるなれば、今の時期しか機会はあるまいて。
ゆえに、渋々じゃが、カリンちゃんが了承をの。
で、そんな話しをしちょった訳なんじゃが。
その間にも運んで来た素材を更に解体したりのぅ。
川辺にて、清めながらじゃ。
狩人とは、なかなかに逞しいわい!




