映像料理を食べて、問題ないか?知らん!
『あのー』
なんじゃろか?
『それって、本当に大丈夫なのでしょうか?
私と言うより、スタッフの方々へ振る舞っておられましたが、現実で大丈夫でも、映像空間では検証されていないのでは?』
ん?
どう言うことじゃ?
『なるほど。
沙織が言いたいのは、映像空間は現実とは違うため、予期せぬことが起こるかも、っと言う意味ですね。
確かに、現実にて問題なくとも、分かりませんね』
はい?
い、いや。
ほうなのけぇ?
『まぁ、明日になれば分かるでしょう。
ですが、おそらくは大丈夫でしょう』
ほんまかいな。
『おそらくは』
根拠は?
『憶測となりますが、マスターに現れた症状は、幻想機との同調率に影響されていると、考えられます。
そうでなければ、他の方々も独自で映像へ干渉できるハズ。
ですがマスターと同機した幻想機を介してのみ、映像へ関与できていました。
それを鑑みるに、マスターと同じ症状は発生しないかと』
なるほどのぅ。
『ですが、アチラの世界映像が影響しない保証はなさありません!
ですから、沙織へ料理を渡そうとしない!
沙織も受け取らない!
まったく!!』
『あ、す、すみません!
あまりに良い香りで、つい』
『つい、ではぁ、ありません!
何が有るか分からないのです!
不用意過ぎますよ!
ふぅ。
丸で昔の沙織みたいです』
『はい?
なんで、私の昔を?』
『屋敷内の統括AIが持つ記録は、私も閲覧可能です。
ですから沙織が』
『わぁぁぁっ!
バラさないでくださぁーいぃぃっ!』
ふむ。
どんな子じゃったか、興味はあるが・・・
本人が嫌がるでな、自重するかのぅ。
で、仕方ないでのぅ。
沙織さんの前から料理を下げることに。
遺憾ながら、儂がの。
ウマウマ。
いや、そがぁな目で見んでも。
照れますのぅ。
で、アチラはアチラで時間が掛かるでな。
惚け時間中は、放置にしておいたぞい。
で、皆が徐々に覚醒をのぅ。
で、じゃ。
「あれ?
身体が痛くない?
痛くないやっ!」
「おや?
アレだけ痛がってたのにかい?
本当に大丈夫なのかねぇ、この子は」
ロゼッタ嬢が心配そうに。
したらの。
「単に栄養が身体へ行き届いて無かっただけだ。
補給され易く、成長を促す栄養に、発育不全だった身体が反応し、急速に成長しておるのだろう。
そうなれば、栄養不足は、やむ得まい。
なれば、成長を促された身体に栄養が足りず、中途半端な状態にでもなったのだろうな。
ゆえに、朝食を食べ栄養が満たされたことにより、成長痛が治ったのだろぅ」
ダリルさんが、そのように、の。
それを聞いたロゼッタ嬢がな。
「なんか、ヤケに詳しいねぇ。
誰かに聞いたのかい?」っとのぅ。
それに対しダリルさんがな。
「経験談に過ぎん。
俺も幼い頃、師匠に連れられるまではなぁ。
今も覚えておるが、ヒモジかったものだ。
ガリガリに痩せておった。
なんとか、自分で食い扶持を狩って、口糊を凌いだものだ」
「ダリルが、かい?
何歳くらいの頃さね?」
「3歳に成るか成らぬかの頃だったか?」
全員が絶句しちょるわい。
まぁ、儂も最初に聞いた時には唖然としたがのぅ。
っか、沙織さんが、理解できんで困惑顔に。
まぁ、普通は死ぬじゃろうからのぅ。
規格外過ぎるわい!
その後は食後の後片付けに、狩りの準備じゃな。
ダリルさんは、狩りちゅうか、旅装じないけぇ?
「えらい重装備だねぇ。
荷物を減らしたらどうなんだい?」
そうロゼッタ嬢が告げるとな。
「いや。
俺達、深層狩人は、何が起こっても対応できる身でしか狩りを行わぬ。
狩場では、何が起こるか分からぬものだ。
万が一の場合、必要な物資がないなど、有り得んのでな。
それに、背嚢は型が保たれておるが、中は余裕がある。
ロゼッタも知っているハズだが?」
そう問われ、ロゼッタ嬢が困ったようにの。
「だから。
物が入って無くても形が変わらないから、入って無いって分からないわさ。
まぁ、獲物を入れる余裕は有るんだね」
「まぁな。
それに、荷車を持って行くのだろ?
シッカリと狩れるな」
「どんだけ、狩るきさね!」
ダリルさんや。
狩り尽くすで無いぞい。
不安じゃ!




