ダリルさん式な朝練へ参加したら、沙織さんがベバってしもうたわえ。
うーむぅ。
周りは映像、儂らも映像にて実体は無いのじゃがの。
沙織さんが、えろう疲れておるんじゃが、はて?
なんでじゃろか?
『映像世界にて体験したことは、ある程度、肉体へフィールドバックされますし、その影響も被ります。
そのため実体から掛け離れた映像体とは言え疲れるのです。
さらに映像体は、本人と同レベルにて再現されております。
自分のスペック以上のことをすれば、当然疲れますので』
ふむ?
その本人と同レベルちゅうのは、変えれんのかえ?
映像なんじゃろ?
まぁ、夢みたいなもんなんじゃろうのぅ。
じゃったら、色々と操れると思うんじゃが。
『無理ですね』
はい?
なぜじゃ?
『幻想機の映像は、言わば副産物です。
適合者が次元エネルギーを汲み上げる際に、その余波にて発生しております。
そのため、発生メカニズムなどは不明なのですよ』
をいをい、大丈夫なのかえ?
そがなモンをサービスとして提供しちょるんかいな?
『大丈夫です。
制御方法などには、研究が進み安全性は確保されていますので。
ですが自由に映像を制御することまでは、できておりません。
それに対しては、幻想機と言うよりは適合者に依存する形となります。
と言うか、映像世界で自由に動き回れるのは、マスターくらいですので』
なんとのぅ。
で、沙織さんの息も整ったようじゃな。
映像では、ダリルさんは朝練を終え厨房へとの。
ハゲルさんとロゼッタ嬢は、鍛練を続けておる。
で、他の面々が集まって来て鍛練じゃ。
まぁ、カリンちゃんが最後じゃったんじゃがな。
「カリン!
遅い!」
ロゼッタ嬢に叱られちょるんじゃがな。
「身体が痛くて寝れないし、起きれ無かったんだよぉ〜
イタタタ」
「はい?
大丈夫なのかい」
「身体がギシギシして、節々が痛いんだよなぁ。
こんなこと、初めてなんだけど、なんなんだろ?
アタ、タタタッ」
したらハゲルさんがのぅ。
「そりゃぁよぉい、成長痛じゃあ、ねぇのけぇ?
ダリルの旦那が作った料理。
アリャあ、滋養が高く成長に良いって、言ってたかんなぁ」
ハゲルさんが、そがぁ風に告げるとの。
「ああ、確かに、そんなことを言ってたねぇ」
ロゼッタ嬢が頷く。
「そうなんだ。
で、コレさぁ、なんとかならないの?」
「ならねぇな」
「慣れな」
「そんなぁ〜」
カリンちゃんが、情けない声を出すとの、ファマル嬢がな。
「我慢おしよ。
それ、成長痛なんだったら、身体が育っている証なんだからさ。
カリンが悩んでたことが解消するんだよ」
「う〜ん。
成長って、痛みを伴うんだね。
イタタタ」
確かに成長に伴う痛みじゃったハズじゃが、あがぁに長う痛みが続くモンじゃったかいの?
『いえ、普通は夜間に発生しても、起きる頃には治るハズです。
しかも、足に症状が出ることが多く、有っても手足でしょう。
カリンさんは、全身が痛いと言っておられるみたいですが?』
ほうじゃのぅ。
なんや病気ではあるまいか?
じゃが、調べるために微電流を流す訳にものぅ。
『ご主人様?
微電流を流される、とは?』
ん?
ああ、沙織さんには告げておらんかったかえ?
まず、この世界には不思議な石が存在しちょるんじゃ。
晶石ちゅうんじゃがの。
『あの〜
イキナリ、何を?』
ふむ、分からんでも無いが、コレを説明せんと話せんのじゃよ。
『はぁ、分かりました?』
ふむ、で、この晶石なんじゃがな。
水火風雷氷などの力を貯め込む性質があってのぅ。
『はい?
石へ、ですか?
どうやって、でしょうか???』
そこら辺のメカニズムは不明じゃ。
『判明しておりますが、地球人に理解できるようには説明不可能ですね。
中世ヨーロッパの農民へ、相対性理論を理解させる以上に困難と、ご理解いただけると』
なんやら、辛辣なことを言われたような。
こほん。
で、ソレらを石が創りし亜空間に貯め込んでおるんじゃがな。
そんな石より貯め込まれた力を放つ者が居るんじゃよ。
『どうやって?でしょうか??』
まぁ、そこら辺は、感覚じゃろうな、
説明が難しいわい!




