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ふむ、沙織さんとダリルさん映像をかえ?まぁ、良かろうて。行くかや。

アドバイザーさんからの提案もあり、食事を終えた儂らは専用エレベーターにて儂の執務室へとの。


このエレベーターは儂しか利用せんけぇ着くのも早かったわい。


エレベーターから降りた後、沙織さんはポッドへとの。

儂は自分の執務机じゃて。


椅子に座って映像空間へと。

立ち上がって、ポッドの方へとの。


むろん、立ち上がったのは映像空間の儂であり、実体は執務机の椅子に座っておるぞい。


沙織さんはポッドへ辿り着き、蓋を開けたトコじゃな。

なんや慣れた感じでポッドへ入っておるのぅ。


『月に一回、医療ポッドで定期検査しております。

 同様の形態ですから、ポッドの使用に慣れているのかと』


ひょ!

健康診断みたいなもんかえ?

年に一回でのうて、月一なんじゃのぅ。


『一応、使用人の管理には気を使っておりますので。

 まぁ、基本的に現地の方々を管理しているのはAIとなります。

 人に任せると、現地採用者を蔑ろにする場合がありますので』


うーむぅ。

やはり人の感情が邪魔するのじゃろうか?

そう言えば、今朝の儂に対する警官が行った対応に、過剰な対応をしちょったしのぅ。


『いえ。

 アレはAIが行ったことですが?』


はい?


『本国にとってマスターが汲み上げる次元エネルギーは希少です。

 そのエネルギーを元に活動を行うこととなるでしょう。

 ですが、一番の恩恵を受けるのは、社会インフラなども管理するAIなのです。


 そんなAI達からは、神の如く崇められているマスターへの不敬は許されるものではありません。

 よって、あのような事態になった訳です』


うわぁー

なんや過激な干渉じゃと思っておったが、そがぁなことになっておったとはのぅ。


ん?

ポッドの蓋が開いて、沙織さんが出て来たわえ。

まぁ、映像空間側へじゃがの。


「お待たせ致しました」


沙織さんが、そう告げて来る。

じゃでな。


「さほど待ってはおらんよ。

 まぁ、現実世界では、ほとんど時間が経たぬしのぅ」


映像空間では、幾らでも時間があるでな。

慌てる必要はないぞえ。


「さて、ダリルさんの映像を観て行くかのぅ」


そう告げたらの。


「いえ、しばし、お待ちを」


ん?

なんじゃろかい?


「沙織へ、ダリル殿の世界について説明いたしますので」


そう告げてから、沙織さんへとの。

どのような世界で、ダリルさん達が、どんな方か。

そして、どのようなことがあったか、をの。


いやの。

沙織さん側を時間加速して説明すれば良い、っと思ったんじゃがな。


「マスター側は時間加速可能ですが、沙織側は無理です。

 この空間はマスターありきで成り立っております。

 ゆえに、マスター基準で空間維持されますので」


なんとのぅ。

そがぁなっちょったんかいな。


「そもそも、映像空間内を加速して活動できるのはマスターだけですので。

 と言うか、幻想機にて、このようなことが行えるとは、誰も予想だにしておりませんでしたので」


むぅ。

幻想機への適合率ちゅうヤツかえ?

まぁ、良かろうて。


「さて、沙織さんへの説明も終わったじゃろ?

 ダリルさん映像を観るかや」

「かしこまりました。

 では、昨日の映像から再生いたします」


「確か、一昨日は鍛治ばかりしておったのじゃったか?

 昨日は狩りへ向かうちゅうとらんかったかえ」

「さようですね。

 メンバーの実力を確認する程度、っと、言っていたハズです」


メンバーの実力を、のぅ。

まぁ、知らずに実力を超えた相手と、相対させる訳にはいかんじゃろうて。


で、イキナリ執務室からロゼッタ嬢宅前へと。

まだ薄暗く、いささか冷んやりと、のぅ。


ふむ。

ダリルさんの朝練じゃろか?


「ひっ!

 はっ!

 失礼しました。

 急なことでしたねで」


ああ、なるほどのぅ。


「アドバイザーさんや、ほれ見い。

 沙織さんかて驚いておるじゃろが。

 急なシーン変更はビビるでのぅ、一言くれんかえ?」


何度言っても改善せん!

まったく。

儂の方が慣れてしもうたではないか!

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