表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
210/263

さて、次はどがぁするかのぅ。いや、アドバイザーさん?

飯を終えたでな、次に何をするかを考えちょったんじゃがな。

そのタイミングで沙織さんかの。


「ご主人様。

 コレから、いかがなさいます?」っとの。


うむ。

まさに、ソレを考えちょったところ。

タイムリーじゃな。


「それなのさじゃがの。

 街中へ出てもすることがのぅ」


「本屋へ行かれては?

 最初は、そのお積もりと伺いましたが」


まぁ、のぅ。


「大規模書店じゃったかえ?

 さすれば、店内を巡るだけでも時間が掛かろうてのぅ。

 今から向かうよりは、日を改めて朝から行きたいとこじゃて」


「さようですか。

 確かに昼中ですが、移動などを考えると書店で、ゆっくりとは行きませんか。

 では、服屋などは?」


「うむ。

 服は屋敷にて色々と届いておってな。

 これ以上、増やしても持て余すでのぅ」


そう告げるとのぅ。


「そうなると、家電なども屋敷内の物と比較すると、見る価値もないですか。

 あ、猫カフェなどは?」


「ううむぅ。

 興味はあるが、ちと恥ずかしいちゅうかなぁ」


男一人で行く場所ではのぅ。

今は沙織さんが居るで、有りなのかや?


『幻想機で再現してみては?

 普通に居ない動物とも触れ合えますし』


いやいや。

それじゃと、街に来た意味が無かろうて。


『私としましては、街へ出掛けるメリットが分かりかねます。

 屋敷にて事足りますかと』


『いえ、それでは屋敷から出られない生活になりますから、推奨できませんが?』


ん?

これは、沙織さんかえ?


『そうです。

 私の意見も聞きたいとのことですので』


なるほどのぅ。

で、じゃ。

儂が考えるに、やはり人は閉じ籠るよりは、多少たりとも外へ出ると気晴らしになるでのぅ。


『そう言うものでしょうか?』


まぁ、屋敷へ篭っておるよりは、のぅ。


『さようですね。

 ご主人様から言われるまでは、本はネット通販でこと足りると思っておりました。

 ですが、店の雰囲気や流行りなどを実感するには、直接本屋へ行くのもよろしいかと』


じゃよのぅ。


『ですが、幻想機にて書店内映像を再現すれば、映像世界内にて体感可能ですが?

 先程のゲームセンターなども同様です。

 むろん、猫カフェに限らず、全世界のカフェを再現可能ですし』


『・・・』


あー、その、なんじゃぁ。

儂らは一般的な観点で話しておってのぅ。


うーむぅ。

幻想機ちゅう、チートを持ち出されたらのぅ。


『そうですね。

 運動不足にならない為、っと言うのは、屋敷内へジムを含めて運動する環境が充実しております。

 それを考えると、身体を動かす為では、動機が薄いですねぇ』


ふむ。

街の雰囲気ちゅうのも考えたが、街の映像にて再現すれば良いだけじゃでな。


こうなると、屋敷へ帰った方が良いのじゃろうか?


『ですが、人との出会いは、幻想機映像では起こりません。

 本日の撮影は、ご主人様が外出してゲームセンターへ足を運んだからです。

 そう考えると、無意味とは思えないのですが?』


『出会いですか?

 まぁ、それについては、そうですが』


で、そうじゃとしたら、やはり街へ出るかえ?


『いえ、マスター執務室にて、ダリル殿の映像を観られることを推奨します』


はぁ?

それこそ、屋敷で観れば良かろうに。


『この度は、沙織を同行させてみては、と』


はい?

なぜに?

それに、それも屋敷で良いのではないかえ?


『理由は幾つかあります。

 まずは幻想機映像へダイブするポッドが屋敷にありません。

 必要なかったので。


 ですが、ココにはポッドが存在します。


 次に、ダリル殿の映像を沙織が観た場合、なにか影響を受けるかの確認ですね。

 マスターは、色々と影響を受けておりますので、沙織はどうかを』


それは、人体実験では、なかろうか?


『マスターがサービスを始める前に、客への影響を調べたいとのこと。

 先程の映像ダイブにて、問題ないと判断されておりますが、他の映像でも確認したいらしいのです。

 特に、ダリル殿の映像にて』


ま、まぁ。

儂に色々な変化が起こったのは、ダリルさん映像が原因ではあるのぅ。


沙織さんさえ良ければ、それも良かろうて。


『私は構いませんが?』


ならば、そうしようかえ。

さて、どうなるんじゃろか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ