表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/38

37話 出口のない部屋

 来人は、腕から血を流し、鏡の向こうで千田実清にもてあそばれる翔子を見るしかなかった。

 理沙は、跪く来人に駆け寄り、ハンカチで出血をとめようとした。

 鏡の向こう側から実清の声が聞こえる。


 「佐倉来人‥お前は、その部屋からでられない‥いや鏡から‥」


 来人と理沙は部屋を見渡すと、入って来たはずの扉は壁に変わっていて、そこにも鏡があった!


 理沙は「嘘でしょ!」と驚き、入り口のあった壁に向かい、壁を叩くが、本当に扉は存在しなかった。


 実清は言葉を続ける。


 「さあどうする?佐倉来人?」

そう言うと、右手を翔子の胸元に滑り入れた。


 伊勢佐木長者町 アップル


 渡瀬聡太は、時間通り出勤した。

いつもと違うのは、来人の母、佐倉幸代がレジに立ち、目を閉じていた。

 幸代は聡太が出勤した事に気づくと、「聡太くん、お願いがあるんだけど‥ちょっと来て?」と神妙な面持ちで聡太をバックヤードに連れ込んだ。

 聡太がバックヤードについていくと、そこには、

キャリーケースに入った一匹の〝黒猫〟がいた。


 幸代は、「この子をこの住所の家に放してきて欲しいの」と一枚のメモ用紙を聡太に渡した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ