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23話 IQテスト


 里山理沙は、結局は残像を追い続ける事が困難になった。

 理由は、地下鉄に入り電車に乗られたからである。

 黒のコートの男と坊主頭を見失ったのである。

柴山刑事は、訝しげ(いぶか)な表情で不満を言っていたが、理沙の「これ以上は無理!」の言葉に渋々引き下がった。


 東京 世田谷区 奥沢


 理沙は、来人と聡太を連れて実家に戻った。

 理沙の父、里山雄大は来人達の訪問に驚いた。

リビングに招かれると、テレビでは、〝警視総監襲撃〟のニュースが流れていたが、逃げた容疑者〝執行人〟と吉宗の顔写真は、まったくの別人であった。

 理沙は、事細かく起きた事を父、雄大に説明した。

 雄大は、「ありがとうございます〝言霊の人〟いえ、佐倉来人さん!やっと会えました。貴方の興味を引く為に色々な工夫をしてきましたが、来人さんには、中々辿り着かなかった。」と話すと、聡太は、「マンションにあった〝呪いのススメ〟や玄関の三角形も里山さんの〝仕込み〟ですか?」と尋ねた。

里山雄大は、「ははは!やり過ぎたかね?でもこうして会えた。〝呪いのススメ〟は関係ない訳ではないが‥」と言った。


 雄大はカバンから1通の封筒を出す。

「これを見てください」と来人に渡した。

中には、一冊の小誌〝IQテスト〟が入っていた。

聡太は、〝IQテスト〟を見て「懐かしいな!昔やりました!小学生の頃」とペラペラとページをめくる。

来人は「これが何か?」と聞いた。

里山雄大は、「IQ150がラインです、それ以上なら、ヤツらは目を付けます。現に理沙も再テストと言う通知と訪問者が小学生の頃に来ました。

私はまだ、政治家ではなかったんですが、私の父、理沙の祖父が断固として阻止しました。再テストを行い、合格者は、連れて行かれるのです。人知れず‥」と俯いて手をくんだ。


 来人も見に覚えのある小学生の頃の出来事が浮んできた。

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