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11話 奴隷

 〝アップル〟伊勢佐木町店


 渡瀬聡太は、シフト通り出勤した。

来人は、携帯でニュースを見ている。


 〝全国民 パスワードをマイナンバーに紐付け〟


 保守党である自生党が出したその法案は、全国民の個人のパスワードをマイナンバーカードに紐付ける事を〝義務〟とする法案であった。

 すなわち、個人の情報全てを国が管理するまさに、国民を〝奴隷〟にするとも言える法案であった。

 国がその気になれば、スマホ、PC、銀行などすべてを覗ける事になる。


 これには、野党から、猛反対が起きたが、圧倒的な議員を保持している自生党は、いずれ成立が可能であった。


 来人は、聡太が来た事を確認すると、バックヤードに入り〝メビウス〟を吸った。


 「セブンスター 12ミリ 2個」

 柴山刑事がレジで聡太に話しかける。

柴山は、奥を除き込む。

 「来人さんなら、奥にいますよ」とセブンスターを柴山に渡し、伝える。

 「ちょっとお邪魔するよ」柴山はそう言ってバッククヤードに向かった。


 「どう思う?」柴山は、ソファでニュースを見る来人に話しかける。

 「どうもこうも、こんな国民を〝奴隷〟にするような法案通る訳ないだろ」と来人はタバコを消して答える。

 「いや、一人の最高裁判事が2時間前飛び降り自殺をした」

 柴山は、続けて「三権分立さへ、壊しかねないぞ自生党は‥」とセブンスターに火を付ける。

来人は、「で、俺に今度は何をしろと?」 

と言い、まだ回復しない、痛めた右手を摩った。


 

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