10話 里山議員の本音
翌日 伊勢佐木警察署 面会室
里山理沙に議員の里山雄大は面会に現れた。
理沙は、係の警察官に連れられ現れる。
雄大議員は、すくっと立ち、黙って頷く。
椅子に座った理沙は「現れたよ〝言霊の人〟」とポツリと呟く。
「名前は?どんな風貌だった?」と雄大議員は、力を込めて聞く。
理沙は、「背は高くて、痩せ型、髪を束ねてメガネをかけてた。30代かな?それより、〝アレ〟を奪われたかも?」と少し左を向いて言った。
「何!本当か⁈」と雄大議員は、慌てた。
「私が私物返してって言ったら、警察官慌ててた‥昨日、夜騒ぎがあったし‥何か嘘ついてるって感じ」と説明する。
雄大議員は、「マズイな‥また始まる‥お前まで犠牲にしたのに‥」と項垂れる。
理沙は、「それより、出してよここから、私なら、誘き出せるよ、〝言霊の人〟も〝ヤツら〟も、あれから、トライアングルを売りに来たヤツから、連絡はない?」と話す。
雄大議員は、「こんな事なら、〝アイツ〟の言い値10億でトライアングルを買った方がマシな結果になったかもしれないな?」と顎に手を当てた。
薄暗い広い部屋
「御大、今〝不老不死〟の結界を戻します」
70代の老人がトライアングルを〝ペンタゴン〟の一点に置く。
中心にベッドがあり、そこから伸びる手はまるでミイラのようであった。
老人は、「御大には、あと100年、250歳までは、ご無事でいただかないと‥」と呟いた。




