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短編小説  作者: ま行
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モテてはいけない

 唐突ではあるが俺は尋常ではなくモテてしまう、それはもう女性がどんどんと寄り付いてくるし、なんだったら同性にもモテる。何がそうさせるのか俺には何も分からない、だけど事実として俺はモテるのだ。


 そして俺の目下の悩みはモテてしまう事だった。人によっては贅沢な悩みだと言われるかもしれない、確かに俺もそう思うしふざけた事を言っている自覚もある。


 だけど俺はモテてはいけないのだ。本当だったら俺だってモテモテでありたい、誰からもちやほやされるなんて夢のようだし、そりゃ誰だって一度はそうなってみたいだろう。


 でも話はそう簡単ではない、俺はある力を隠し持っている。その力はとても強大で、下手したら世界を滅ぼしかねない力なのだ。だから俺は必死にモテないように立ち回っている、我ながら馬鹿な事をしているとは思っているが、絶対にモテてはいけないんだ。


 誰に話した所で伝わる訳でもない、試したこともあったけれど一笑に付されて終わりだった。そりゃそうだろ、こんな荒唐無稽な話だれが信じるって言うんだ。


 俺が持つ能力は一つ「俺の事を好きになった人が爆発四散する」というものだ。おかしいって思うだろ?でも本当だった。俺の目の前で人が破裂しびちびちと散らばった所を想像してくれ、俺はすっかりトラウマになってしまった。


 だから俺はモテてはいけない、でも俺はモテてしまう。この大きな矛盾を抱えながら俺は必死に自分を小物として世間に知らしめていく必要がある、誰か変わってくれるなら変わってほしい、超能力なんて存在していいものじゃあない。

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