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短編小説  作者: ま行
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いつだって一緒

 私の影の中には正体不明の存在がいる。


 ラクガキみたいな目玉が二つだけの変なやつ、私の影の中でキョロキョロといつも景色を見ている。


 いつから一緒なのか分からない、気がついたら居てそれからずっといつだって一緒、私の影だから切っても切れない関係だ。


 スカートの中を覗かれている事が分かった時は大変だった。表情は見えないのに目は口ほどにものを言う、ニヤニヤチラチラと下から覗きこむこいつはダンダン踏みつけても意味がなかった。


 影に見られた所でどうもないが、思うがままにさせるのも癪なので弱点が無いか考えた。ふと思いつきスマホのライトを当ててみたら嫌がる事が判明した。


 それからは躾として悪戯する度ライトを当てて嫌がらせをしてやった。意外なほどこいつは従順で、あっという間に利口になった。


 何かに役立つ訳でも無いが、教え込めば様々な反応を見せるこいつに私は愛着をもち、今ではすっかり体の一部に感じている。


 いつから一緒か分からないから、いつまで一緒か分からないけど、これまでいつだって一緒に居たんだから、これからも仲良くやっていこう。


 不思議な影との生活が、いつか私の終わりまで付き合ってくれたなら少しだけ心強い気がした。

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