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短編小説  作者: ま行


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28/150

くるぶし

 歩いているときに足をぐねりと捻った。


 その時は何ともなかったのに時間が経ってから痛くなってきた、何気なく足を見てみると真っ赤に腫れていた。


 その痛々しい見た目に取り乱して、とにかく誰かに何か伝えなくてはと思い、友人に急いで電話をかけた。


「もしもし、どうした?」

「あ、あ、あの足のあのあれって何て言ったっけ?」

「足?土踏まずとか?」


 見えてもないのに大きく手を振る。


「違う違うもうちょい上」

「何だ?ふくらはぎとか?」

「あー違うそれより下!」


 ここだと指を指しても、見えてもいなければ伝わるわけもない。


「何だ足首とか?」

「近い場所そこ!でも言い方が違う!何だっけ?」


 電話の向こうからうーんと唸る声が聞こえる、こんな変なことに付き合わせてしまい申し訳ない。


「アキレス腱?踵?足の甲?」

「あー違う!何だっけ、ちょっと可愛い響きのやつ」

「あっ!分かったくるぶしだ!くるぶしじゃないか!?」

「それだ!くるぶし!助かったありがとう!」


 やはり見えてもないのにペコペコと頭を下げて礼を言って電話を切る、そうだ腫れてる場所はくるぶしだ、真っ赤に腫れてズキズキ痛むここはくるぶしだ、もう一度友人に電話をかける。


「足捻ってくるぶしが真っ赤なんだけどどうしよう?」

「はあ!?病院行けよ」


 アドバイス通り病院へ行った、騒いだわりに捻挫であった。

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