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短編小説  作者: ま行


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ロマンティック

 浪漫それは自分だけの美学、浪漫それは追い求めども追い付かぬもの、浪漫それは儚くも力強きもの。


 理解などされない、不便で不合理でも古い車を乗り回し高い修理代を払うし、時間確認はアンティークの懐中時計を使う、不便を好いている訳ではない、時勢と流行りを拾い集めることも大切だ。


 しかし流されているだけでは駄目だ、個性を飲み込まれてはならない、右にならうだけなど面白くもない、譲れないものが一つでもあれば人はロマンチストになれる。


 星を指でなぞり空に絵を描いた者は何を思ったのだろうか、何も考えていなかったかも知れない、しかし遥か遠い光に意味を見いだしたことは浪漫と言えると思う。


 空想の世界で冒険する子供たちの無邪気な発想は、時と共に忘れ去られていく浪漫のかけらではないだろうか、自由自在に剣を操り意のままに魔法を扱う想像力は浪漫そのものだった。


 哀しくはない、残酷な時の流れも、ままならぬ人の世も、誰かが一人もがき苦しんだところで運命の糸を爪弾くことはない、そんな諦感を苦汁で喉に落として、人は前に進むのだ。


 毎日に個性を見出だせたならそれを浪漫と呼んでいい、それが人生の数少ない宝物になる。


 拘りは大地に深く根差し、好きは眼前に光指し、譲れないものは前を向く力をくれる。


 浪漫を求める者をロマンチストと呼ぶ、無謀で不条理で不合理な生き方でもロマンティックな人でありたいと願うのだ。

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