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マスクの中は………

作者: ひなつ

顔の皮膚とマスクの間のわずかな隙間。

そこは、熱帯雨林のようだ。

口から出る息は、沸騰したヤカンの如く、常に温度と湿度を与え続けている。

口の中と喉はカラカラに渇き、熱風が吹き荒れる。

風邪を引くとなおさら、温度と湿度は上昇し、それは鼻に刺激をもたらし、あっという間に、熱帯の湿地帯へと変わる。

その湿地帯の水分を取るため、白いティッシュの雪山が出来上がる。

雪は厚く積もってもなかなか温度は下がらない。

むしろ温度は上昇する。

鼻の頭は赤くなり、熱くなっていく。

いつ噴火をしてもおかしくない状態だ。

警戒レベル5。


マスクを外せば、そこは高原の様だ。湿地帯を吹く風は気持ちが良い。

だが沼地へと変化し池へ変化することもある。

そして、氾濫をして海へと流れ込む。

全て流れ込めば、スッキリ。

後に残るのは、爽やかな透き通った風。




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― 新着の感想 ―
[一言] ひなつさんのマスクきつい!っていう思いが伝わってきました。 キツいですよね…マスク。 慣れてきたけど…。 噴火という表現好きです。
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