モフモフ転生!天使って何の事ですかっ?!
よろしくお願いします。
ゆっくり進んでいきます!お付き合い下さい (-A-)スンマセン
「ーー!(こんなの望んでませーん!)」
ー時は一週間前にさかのぼるー
恋もオシャレも全部捨てて、仕事だけに努力値をふった社蓄。
それが私、大山 実だ。
朝早くに起きて会社に行き、深夜まで残業した後は、猫しかいない寂しい小さなアパートに帰って何かする間もなくベッドに潜り込む。
猫だけが癒しで、生きるために仕事するのではなく、仕事をするために生きる。そんな風に生きていた。
ある日、会社に行く途中の交差点で居眠り運転の車にはねられ、あっけなく死んでしまった。
その時、心で思った事がある。
-結局、私ってなんのために生まれたんだろう-
小さい頃は、将来が楽しみで仕方なかった。
将来の自分は、素敵なお仕事についているんだろうな。楽しみだな。早く大人になりたいな。
と、明るい未来を想像していた。
けれど、実際はどうだろう。元気に社蓄っている。
そんな事を考えていた。その時の事。
*どうも、神様です*
っていう、女の人みたいなきれいな声が脳裏に響いた。
まぁ、もちろんそんな言葉信じなかった。空耳かなー位におもってた。でも、
*あなたの転生先を決めに来ました*
って言われたんで、藁にも縋る思いで、思ってた事をそのまま願った。
(じゃあ、来世はひっそりと生きたい。仕事ばっかじゃなくて、自由な世界がいい。)
って、心で強く願った。私はただひっそり生きたいだけなのだ。自由にひっそりと暮らしたい。それが私の望みだ。もうこんなつまらない世界嫌だ。
*よろしい。じゃああなたを、自由であなたにとって喜ばしいと思われる世界へ、送ってあげます*
その瞬間、光で目の前が真っ白になった
*次に目を開けたら、もうあなたは生まれ変わっていますよ*
そんな声が聞こえた。
*おまけで、私の使いも付けときますね*
は?
そう思った時、目の前の光が一層強く輝いて..
目を開けると、 私は、「聖堂」「教会」という言葉がぴったりな世界にいた。十字架、ステンドグラス、シスターと呼ばれてそうな人たち、神父様みたいな人たち。マジであの声神様だったのかな?
「ー?!ーー!(えぇっ?!な、なにこれー!)」
そう叫んだのはだのは、まぁ叫べなかったけど、そんな世界にいたからではない。まぁ、それも一部あるけど。
..私の体が、ケサランパサランのような白いモフモフな物体になっていたからだ。手足もないし、声すら出せない。さっき叫べなかったのもそのせいか。なんなんだ、この体に、この世界?!
「成功したぞーー!!」
「「「おぉーーー!!!」」」
?!なんだなんだ、急に大声出すなよ!
神父様みたいな人たちが叫んだ。
マジでなんなんだ?ここはどこ?
周りを見渡してみる。あれ、結構遠くにあるあの豪華そうなイスに座っているのは誰だろう?女の人っぽいけど。周りにいる人とは明らかに違うドレスのような服を身にまとっている。
その人が、パチンと指を鳴らした。
すると、周りの騒がしい人たちが急にシン..となった。
えっ?えぇっ?
すると、その人が騒がしかった人たちに向かって
「皆さん、静かに。きっと急に召喚されて戸惑っているのでしょう。せっかく天使さまに来てもらったのに、失礼をはたらいて天界へ帰ってしまっては、呼び出した意味がないでしょう。」
この人、すごい風格。カリスマ性溢れる皆のリーダーって感じ。前世である取引先の大社長がそんな感じだったし、もうすごい人っていうのが分かるオーラだなぁ。すごいなぁ。
「初めまして、天使さま。私の配下が失礼をはたらき、本当に申し訳ありません..ご気分を害したのなら、私がこの命をもって償いますので、どうか配下の命だけは..」
ふぇ?さっきなんか言ってたけど、どんな事言ってたんだ?
後、聞き間違いじゃなければ、「命をもって償いますので」っていってなかった?!
いやいやいやいや!何の話だよっ!!
フルフルフル
首を大袈裟に振った。あ、首は無いっけ。じゃ、頭。
てか、天使?何の話ーー?!?!
登場人物少なすぎん?
読んでくださり有難うございました!