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真夏の立秋

作者: 秋葉竹

真夏だというのに、立秋、らしいよ今日。

時候の挨拶も、昨日までは『暑中お見舞い』だったのが『残暑お見舞い』に今日からなるらしいよ。


へー。

『残暑』ねぇ。

いや、ぜんぜん『残』っている暑さじゃないぜ。

まぁ、コヨミと旧暦がズレてるってのは昔から日本人ならみんな知ってることだけどね、他の国の人が日本に来てその形式主義みたいな融通の利かなさを知ったら、なぜこんな実情に合わない挨拶がまかり通っているのか不思議がるだろうな。


てか、なぜ明治時代太陽暦になったときに、そう変えなかったんだろうね?

古式古礼が大事なのはわかるけど、そのとき本来ならいわゆる『官民』の官の指導のもと変えるべきだったんだろう。

ほら、過去日本でも使われて今回のオリンピックでも話題になったサマータイムのように、この日からそうするからと官が率先して決めつけてしまわなければ去年の流れから延々と変わらない季節の挨拶が続き続けるだろう。

その結果が今なんだろう。

だから本来なら改暦のときに、時候の挨拶の変更も強引にでも行なってしまわなければならなかったんだ。

けど、それが出来なかったから今のこの季節はずれのおかしな挨拶が横行する世の中になってしまったのだろう。


まぁ、それが図らずもひとつの味にはなっているのだろうけどね。

この体温より暑い真夏の日に『残暑お見舞い』する可笑しさってたしかにあるよね。





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