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元介護士の異世界珍道中  作者: くるら
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第9話 初めての撲殺


『光一は強くなりたいんだよな?なら加護あげよう。

シシシ鑑定で自分のレベルを見てごらん』


八咫烏に言われ鑑定してみる光一。


名前 光一

Lv 3

年齢 11歳

種族 人間


スキル

鑑定眼Lv1

plunder[プランダー]Lv1

言語理解


状態異常 封印中


称号 異界の旅人


加護 霊鳥の加護


装備品

村人の服 レア度コモン 村人の靴レア度コモン カイトがくれた木刀レア 度コモン


「レベル3になってる!やった!」


喜ぶ光一だが八咫烏から


『弱っ!11歳でそれかい?まずは武器とレベル上げだねえ。よし光一スキルを使う練習をするんだよ。スキルは使えば使う程強く精度も上がるからね。それにしてもレベル3ってシシシ』


八咫烏は光一のレベルを見てずっと笑っている。

むっとした光一だが、スキルの練習やレベル上げを一人でするのではなく誰かと一緒にできると思うと嬉しかった。


「でも武器何てどうするの?カイト様以外みんな似たり寄ったりの武器だよ?」


光一がいる村にはカイト以外まともな装備をしている人がいなかった。ど田舎と言うのもあるがカイトがいれば大抵のモンスターは被害にはならない。

カイトは村周辺のモンスターの間引きまでやっていたのだ。

ある種そのせいでこの村は危機感がかなり薄い。


『近くにいい武器があるんだよ。この村じゃないがね。とりあえずレベル上げだ、レベル3じゃ武器だけ良くても直ぐに死んでしまうよシシシ』


もっともだと光一は思った。どんなにいい武器があっても扱えなければ意味がない。


「今までみたいにスライム倒してればいいの?」


『光一、レベル上げにはそれなりに効率の良い方法があるんだよ。常に格上と戦い死ぬギリギリのラインを見極めるんだ。

さあ、ついておいで。加護の恩恵があるから多少は強くなったはずだよ』


♢コルグ平原


『さて、スキルの練習をしようか、あのモンスター相手に使ってごらん。命の危機が来るまで手伝ってやらないからね、シシシ』


はぐれゴブリン

Lv 5

スキル

短剣術


『さあスキルを使って倒してごらん。その為のスキルなんだから光一死ぬんじゃないよ』


光一は木刀を構え、はぐれゴブリンと対峙する。はぐれゴブリンがぼろぼろの短剣を突き出してきた。

それをギリギリで避け木刀ではぐれゴブリンの頭を叩く。

ボカッ!

あまり効いてないようだ。

はぐれゴブリンに足払いをかけられ、マウントを取られる。


「ひっ!プップランダーアアアア!!」


光一が必死にスキル名を叫ぶと光一の周りから黒い腕が出現しはぐれゴブリンに突きさる。

はぐれゴブリンは何が起きたか分からないようだが、はぐれゴブリンの光一を抑えつける力が弱まり、その隙にはぐれゴブリンを蹴り飛ばし体制を立て直す。


『今だよ光一倒すんだよ』


「うわああああー!」


グチャ。手に嫌な感触が残る。はぐれゴブリンが最後に吠えた『GIGIー!!』


『シシシ自分を鑑定してごらんよ。光一面白い事になってるから。』


名前 光一

Lv 4

年齢 11歳

種族 人間


スキル

鑑定眼Lv1

plunder[プランダー]Lv1

言語理解

短剣術Lv1


状態異常 封印中


称号 異界の旅人


加護 霊鳥の加護


装備品

村人の服 レア度コモン 村人の靴レア度コモン カイトがくれた木刀レア 度コモン


「あっあれ短剣術が増えてる?これがスキルの力なの?

『だから言ったろ?弱いはずがないって、さあさっきの叫び声で群れが集まってくるよシシシ。光一が逃げたら村が壊滅するねえ。シシシ戦うしかないよ。

退路は無いんだから。もっとも村を見殺しにしたらその限りじゃないけどねえ』


林の奥からゴブリン達が大量に出てくる。

光一は青ざめた。

八咫烏が言うようにここで光一が逃げればあの優しい村の人達が襲われる。

光一が何とかしなければいけない。


光一はゴブリンに向けて駆け出した。木刀を振るい1匹目を仕留める。直ぐに次のゴブリンを殴る。

木刀で殴る、殴る。ひたすらゴブリンを倒していく。

次から次えとゴブリンが光一目掛けて殺到してくる。ひたすら木刀を振るう。


バキッ


音を立てて木刀が折れる。


「プランダーアアアア!!!」


光一から黒い手が出る、生きてるゴブリンの身体を貫く。スキルを吸収されて弱体化したゴブリンを倒す。

ゴブリン達が持っていたぼろぼろの武器を使ってひたすら倒す。

返り血で身体がどんどん黒ずんでいく。

ゴブリンを1匹潰すごとに光一の心もどんどん黒ずんでいく。

ゴブリンから奪った魔法を使う、「ファイアーボール!!」

光一は無我夢中だった、自分が初めて魔法を使った感動も無くただひたすらに殺していく。


自身も傷だらけになりながら光一はゴブリン30匹を殲滅した。


ゴブリンの屍の中、光一は村を背にし立ったまま気絶していた。



『シシシやるじゃないかまあ、スキルの使い過ぎでオーバーヒートしてるね。時期に村の連中が光一を助けるさねシシシ。次の試練を用意しないとね、もっと過酷な試練をね』



名前 光一

Lv 12

年齢 11歳

種族 人間


スキル

鑑定眼Lv1

plunder[プランダー]Lv1

言語理解

短剣術Lv3

棒術Lv2

剣術Lv1

火属性魔術Lv1


状態異常 封印中


称号 異界の旅人


加護 霊鳥の加護


装備品

村人の服 レア度コモン 村人の靴レア度コモン

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