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白焔の覇王  作者: もずく
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白焔の覇王

やっとミコト君のターンです

どうぞ

前線にたどり着いた私はその場にいた兵たちを労うと同時に城壁内に避難させる。そして城壁の上に立ち、飛翔する。

 

 そして自身のオリジナルスキルを発動させる。

 

 『我は覇を為す者なり。我が前に立ちふさがる者は森羅万象全てがひれ伏す。<覇を為す者>発動』

 

 その瞬間何万というすべての魔物がステータスを奪われた驚きから動きを止めた。

 

 そして私に力が迸っていくのを感じる。翼は白金に輝き体全体も白く光り、夕日色の目は赤の色が強くなりそれは闇に降り立った神のような姿だったという。

 

 そして私は溢れださんばかりの魔力を全てひとつの魔法に注ぎ込み詠唱を始める。

 

 『白より清く闇夜を照らす聖なる焔よ

 全ての咎を戒める覇の者よ

 光を汚す不遜な輩に永遠の眠りを

 断罪せよ 浄化せよ 

 地を這う者共に絶望を与えん

 天を志す者に希望を与えん

 我が名は命

 我が前に立つ愚かな者に神威を示さん』

 

 <大罪浄化ス裁キノ白焔>

 

 その魔法を剣に纏わせ振るう。

 

 その瞬間夜が終わった。

 

 見渡す限りいた異形たちに白き焔が駆け巡る。大地を焦がし山を溶かし全てを灰塵に帰す。

 

 その一つの魔法が終わり。残ったのは超高熱で熱せられ一面が結晶化した大地の上で朝日を背に浮遊する覇者だけだった。

 

 それをみていた兵士たちやガスール、ほかのⅩランクの冒険者たちも何が起こったのか理解できずに呆然と立ち尽くしていた。

 しかし次第に理解が及ぶと各々が勝利と歓喜の雄叫びを上げた。

 

 おおおおおおおおおお!!!!!

 

 結晶化した大地を揺るがすような歓声と口々に覇者である命に畏敬の念を送る。

 そして誰かが言った。

 

 「『白焔の覇王』だ...!」

 

 それを皮切りに白焔の覇王コールが鳴り響くのだった。

 

 私は魔物を一掃すると城壁の上に立ち、剣を上に掲げる。

 再びの大歓声だ。

 

 再び飛び立ちガスールさんの元に降り立つ。

 

 「お、おう。ミコト殿か...なんとすさまじい力を持っている...恩にきるぞ」

 

 「こちらこそ有り難うございました。ガスールさん」

 

 「今日は疲れているだろう、ゆっくり休むといい。褒章の類いの話は後日するとしよう。」

 

 「ではお言葉に甘えて、失礼します。」

 

 正直へっとへとだったので助かった。敵を倒したためステータスが元に戻っているのだ。城へ向かい門番さんに声をかけると通してくれた。そして出迎えてくれたメイドさんに以前使っていた部屋に案内してもらい床につく。

 

 翌朝、部屋で朝食を食べる。しかしなんだか体に違和感があるな...スキルを確認してみようと思いギルドカードの裏を見る。

 

 

 職業:覇王

 オリジナルスキル:覇道を歩みし王

 スキル:武具召喚、剣帝、聖魔法、豪焔魔法、白焔魔法、覇王の風格、覇王の威圧、上流階級の気品、飛翔、浮遊、王の器、カリスマ、結晶魔法、

  

 と書いてあった。覇道を歩みし王か...どうやら覇を為す者の上位互換らしく、相手のステータスの40%を奪い取れるらしい。えげつない能力だな...

 覇王の風格と威圧はまんま上位互換だな。王の器とカリスマはパッシブスキルらしく威厳と人を惹き付ける魅力が上がるようだ。結晶魔法とはなんだろう、と思いつつ発動すると手のひらの上に水晶のようなものができた。それは自在に動かすことが出来、形も変えられるみたいだ。便利な魔法だなぁ。

 

 ここまで確認すると城を出て、ギルドに向かう。

 

 城からでてすぐのところにある石造りの三階建ての建物だ。一階は受付と酒場、二階には上位ランクの受付、三階には会議室やギルド長の部屋がある。なぜか皆私の方をすごく見てくるな...

 

 ギルドに入ってもとても注目されたがスルーして、受付に話しかけるとギルド長室に通された。

 

 「おう、ミコト殿か。褒章の件だな。まぁ座ってくれ。」

 

 「はい。失礼しますね。」

 

つええできていたでしょうか、これからしばらくは投稿ペースを落とすつもりですが読んでいただけたら幸いです。

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