表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で、ケジメつけます!  作者: 松戸京
第三章 異世界運び屋稼業
67/76

夢の場所へ 2

「え……お店って……マジなの?」


 俺は思わず戸惑っていた。


 アパートに戻ってから、俺は里見が言っていたことを反芻する。


 お店……夜……お話……


「これはもしかしなくても……」


 いわゆる、そういうお店……なんじゃないだろうか。


 まぁ、流石にエッチなお店ではないだろうが……里見がそんなところで働いているのかということ自体意外である。


 アパートに戻って里見は部屋に戻る時に、お店に一緒に行こう、部屋に呼びに行くから待っていてくれと言っていた。


 つまり……これから同伴でそのお店とやらまで行くというのである。


「大丈夫なのかよ……俺」


 無論、そういう店に入ったこともない。その初体験がこんなわけのわからない異世界で、となってしまう……俺はなんだか複雑な気分だった。


 と、そんなことを考えていたその時だった。


 コンコン、とドアを叩く音が聞こえてくる。


「あ……今、行きます」


 俺は慌てて扉を開けに行く。扉を開けると、そこには……


「あ……お待たせしました」


 扉の向こうにいたのは……美人だった。


 胸の大きく開いたドレスを来て、薄めの化粧をしている……これが里見だっていうのか?


「え、えっと……里見さん?」


 思わず俺がそう訊ねると、里見は小さく頷く。


「あ……その……付いてきて下さい」


 里見はそう言って歩きだす。俺もそれに続く。


 あの格好っていわゆる……そういう……


「……っていうか、こんな異世界に……キャバクラなんてあるのか?」


 流石に信じられず、俺は思わずそう疑問を漏らすことしか出来ないのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ