未来な異世界
未来.....俺は.....未来へ来たのか...?
やばい....設定ありきたりすぎワロタ。
「さっき地球といっていたな?
地球とはいったいなんだ?
アスタロトの親戚かなんかか?」
もうヘールが言ってる事がなにがなんだか
わからない。
「え?ここは地球が壊れた後の世界じゃないのか?」
「壊れたぁ?ハハハハハ!
悠斗は本当に面白い!
アスタロトは壊れたことなんかないぞ?
アスタロトはずっと前からアスタロトだ!」
俺はなんだかとても嫌な予感がした。
でも聞かずともわかった、わかってしまった。
ここは未来なんかじゃねえ。
異世界だ。
ずっと思ってたんだ。
なんで総理大臣が
急にRPGみたく世界を作るのかと。
どんな総理大臣でもそれだけはやらねえよ。
つまり俺は未来ではなくもう1つの
地球、パラレルワールド的なのにきてしまったようだ。
さっき
「ここは未来だ!」
とかいっていた奴を殴りに行きたい。
もうなにがなんだか
まったく理解できない状況になった。
その時だった。
カリカリカリ....
いつのまか背負っていたリュックの中から
そんな音がおもむろに聞こえた。
リュックを下ろし、リュックの中にあったノートを手に取った。
やっぱりか....
そのノートを開いてみると、最後のページに書いてあった文字が
すべて消されており、また違う文章が書かれていた。
それは、
どうだ?満足してくれたかい?
君は退屈から脱出したんだ!
これからは君の自由だ!
どうぞ楽しんでくれ。
カリカリカリ.....
お、おい!
ふざけるな!
なんだそれは!
俺は退屈な日々に刺激をくれといっただけで
誰も異世界にとばしてくれなんて頼んでいないぞ!
カリカリカリ.....
なんだ?不満なのかい?
喜んでくれると思ったのになあ。
でももうとばしてしまったものはしかたがない。
カリカリカリ.....
しかたがないってなんだよ!
俺は退屈でもいいからこんなよくわからない世界からだしてほしいんだ!
頼むよ!どうやったらでられるんだよ!
カリカリカリ.....
その世界をでる方法はひとつ、それは
その世界を攻略するんだ。
さあくるんだ、僕のところへ。
待ってるよ。
攻略!?
どういうことかわからない。
まさにRPGだ。
なんなんだこいつは!
ゲームマスターなのか?
ラスボスなのか?
くっそ!なんなのかまったくわからない!
ああぁぁあぁああぁ.....
...お、おい!大丈夫なのか?
悠斗?悠斗!
うっすら聞こえたヘールの声が
頭に響いた。
そんな混乱状態のなか、一つだけきずいたことがあった。
退屈という名の安心感に
最近ちょいと疲れてきたので
少し更新が遅れるかもしれませんが、
ご了承ください。






