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勇者魔王の日常冒険譚  作者: ゆーひら
【プロローグ】
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0. プロローグ①

_____ここは魔界。魔界である。


 空が黒く淀み、大地は腐り、至る所が瘴気で満ちている世界。

 人間の肉を主食とする悪魔や、何度死んでも蘇るゾンビがうじゃうじゃいて、それらを圧倒的な力により魔王が支配している世界_____……それが魔界。



 なーんて、思っているのではないだろうか。



 実際にはそんな事はない。

 断じてない。


 今日も空は雲一つない快晴で、大地には草花が青々と生い茂っている。


 悪魔達はグルメだから人肉なんて食べないし、ゾンビに至っては冬眠で出てこない始末。


 そう。

 「平和」なのだ、魔界とは。

 だがしかし魔王は最近死んだ。「魔界だから」という理由だけで人間界から勇者がズカズカと入り込み、あまつさえ魔王を殺してしまったのだ。


 残された魔王の息子____、魔界の王子ベゼルは、殺された父を見て何を思ったのだろうか_____。




「僕は勇者になる!」

「勇者になんか、ならなきゃ良かった……」



 勇者になりたい魔王の息子と、勇者をやめたい一人の勇者。

 この二人を主人公として、不思議な冒険のはじまりはじまり____。

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