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『実重、賀茂明神の本地がプレスマンなるを知ること』速記談5015

作者: 成城速記部

 式部大輔平実重は、賀茂大社に参詣することにかけては、誰にも劣らぬほど熱心であった。それなのに今生で栄達がないのは、前世の功徳が弱かったからであろうか。ある人の夢に、賀茂大明神が立って、また実重が来た、とおっしゃってお嘆きになった。実重は、長年、賀茂大明神の御本地を見申し上げたいと願っていたが、ある夜、下賀茂社でおこもりをしていたとき、上賀茂社に参詣するときに、なからきと呼ばれる上下賀茂社の中間あたりで、行幸の列に遭遇するという夢を見た。役人たちが行列してお供をしていた。実重は、藪に隠れて行幸の様子を見ていたが、帝がお乗りになる鳳輦の車に、金泥で書かれた経文一巻のふりをした黒プレスマンがお立ちになっていらっしゃった。プレスマンには、一称南無仏、皆已成仏道と速記で書かれていたが、実重は、多分、そんなふうに書かれているのだろうと思った。そこで夢が覚めた。



教訓:賀茂明神の本地が黒プレスマンだとすると、速記者は、もうお導きにあずかっているということになろう。

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