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高校生からジョブチェンジ!?

 良太郎は寝る前にふと自分のこれまでの人生を振り返った。

「果たして俺はこれまでになにかしただろうか?勉強も運動も点でダメ。趣味も特技もこれといってなし。」

 「これからもこの退屈な生活が続くのかな~」

 そんなことを考えてると意識が遠のいていくのであった。

 そこでおぼろげの意識の中で頭のなかに女性の声が呼びかけてきた

「あなたは精霊に選ばれました」

 良太郎の意識がはっきりとする

「なんだ?夢か?」

「夢ではございません。あなたはここの世界に選ばれたのです。この世界に転移するのにあたり、あなたに特殊な力をもつ職業を授けましょう」

「職業?何言ってるんだ?まぁ夢にしては意識がはっきりしてるし、試しに話に乗ってやるか!よしその職業とは何なんだ??」

「あなたはウィールダーというこの世界において勇逸無二の職業を与えましょう。そして必ず…」

「ん?どうした?」

「どうやら時間がないようです。それではまた。」

 良太郎の意識が遠のいていく。

 ふたたび意識が戻る

「やっぱ夢やったか?あれ!?ここどこや?」

良太郎はあたりを見渡す。そこは決して家の中とは言えない光景が広がっていた。

あたりは木々で囲まれており良太郎自身は草むらに寝転んでいた。

(夢じゃないのかー?ってことは俺さっき、なんか職業もらったよな!?それももしかして…)

そこにゴブリンの群れが木々の奥から現れた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

(モンスター?どうしよう?いや、俺は職業をもらったよな?確かウィールダー?…なんだよ!?ウィールダーって!!)

ゴブリンの群れがこちらへ襲ってきた

「おいおいおい!来るな来るな来るな」

良太郎が大きい親玉ゴブリンのほうへ手をのばすと意識が吸い込まれていく

(あれ?俺死んだ?いや、意識はあるな)

そして自分の手を見ると、

「うぇ!?なにこれなんで緑色なんだよ!?足も緑やしでっか!!」

(俺?ゴブリンになった?あれ?でもでっかいゴブリンがいなくね?まぁいいやあのちっこいゴブリンなら倒せそうや)

良太郎が憑依した親玉ゴブリンは勢いよくこんぼうを振った

ゴンっ!と鈍い音がなりゴブリンたちは吹き飛んだ

「きえぇー!」

(お!やっぱ俺がでっかいゴブリンなんだわ、すげぇパワーや)

ゴブリンは消滅していった。

(なんとか助かったー)

???「ゴブリンの群れを発見!仲間割れをしています!」

女性の声が響く

「こちらもゴブリン確認!大きいぞ!」

続いて男性も声を発した。

(え?なんだ?なんだ??)

良太郎はとっさに声を発した

「いや違います。ゴブリンじゃない…わけじゃないんですけどゴブリンじゃないんですよ人間です」

「ゴ、ゴ、ゴブリンがしゃべったー?!?!?!」

女性が驚く

「おののくな!アリー!早く狩って、ギルドに報告だ。」

「わかった…いくよー!お兄ちゃん!!」

(なんもわかんねぇーよ)

ひとり心の中でつぶやく良太郎であった。

 続く






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