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ちょっと勘違いされるような発言をやめていただけると

「おはようザ・ワールド…何してるんだ俺」


よく分からない寝起きの掛け声とともに朝を迎える。今日も午前から講義があり朝食を作るために、いつも通りの7時起きだ。今日の朝食は、めんどくさかったためゆで卵にシリアル、コンビニで買ったプロテインのパック。


「なんで俺、こんな筋トレ用ご飯みたいなの食べてるんだろう。まあいいや準備して少しゆっくりしてから家を出よう」


これらの食べ物は、腹持ちがいいけど組み合わせが最悪だった。まあ、ちゃんと自炊しろって話ではあるが。

隣の部屋のドアが開閉の音が聞こえる。いつも通りの一ノ瀬さんが家を出た音だ。


「俺もそろそろ行くか」


一ノ瀬さんが家を出たことを確認しそれに続いて俺も家を出る。最近は、慣れてきたけどこのルーティーンは続けるつもりだ。


「あれりょうじゃない。おはよ」

「あれ、絆先輩今まで朝あったこと無かったのに。おはようございます」

「ま、まあ私最近夜やること無くなって早寝早起き心がけてますから」

「そうなんだねー、偉いねー」

「急に子供扱いしないでよ」


先輩のやることが無いとは、発電とか交わりの時の声が僕の部屋にまで聞こえるため、自分の部屋ではヤっていないのだろう。


「それにしても今まで1回も朝あったこと無かったのに今日会ったのって…」

「そうよ、今までは寝不足で朝ギリギリに家を出てたから会わなかったのよ」

「つまり先輩は、3大欲求をひとつ減らしてひとつ獲得したんですね」

「もう、その話はいいから早く行こ」

「そうですね、じゃあ行きましょうかよいしょ」


そう言って先輩を持ち上げ肩の上に乗せる、俗に言う肩車だ。


「ちょっとなんで肩車するのよ、下ろしなさいよ」

「ちょっと先輩暴れると落ちますよ。いやなんと言いますか、先輩小さいから肩車できる気がしたんですけど正解でしたね」

「正解とかどうでもいいから…もういいや早く行きましょとりあえずコンビニ寄って貰っていい?」


先輩も諦めてくれたらしく肩車しながら、ホーソンに向かう。とゆうか、コンビニって今行くと…


「お、橘君じゃんおはよ。て、何してるの?肩車?」

「仕方なくよ仕方なく、なんか朝ばったり会って肩車されたの」

「やっぱりそうでしたかおはようございます一ノ瀬さん。とりあえず先輩行きますよ」

「あだぁ、コンビニ入るなら下ろしてからにしなさいよ」


先輩を下ろすのを忘れていつも通り入店すると、先輩の頭が自動ドアの上の方にぶつかったらしい。


「すみません、先輩いつもコンビニで朝済ませてるんですか?」

「いつもは、食べないんだけど。今日は、時間もあるしちょっとお腹がすいたからね。あんたもなんか食べる奢ってあげる」

「ありがとうございます。じゃあこれでお願いします」


絆先輩に紅茶を奢ってもらって外に出る、先輩は菓子パンのお茶を買ったらしい。


「あれ、一ノ瀬さんまた待ってたんですか?」

「まあね、ちょっと楽しそうだし」

「じゃ、先輩行きましょうかゆっくり食べながら。じゃ、失礼して」

「だからなんで肩車するのよ」

「このまま歩いてると、周りからは普通の家族に見えるかもね主に先輩のおかげで」

「ちょっと無視すんな!もう、私この身長すこコンプレックスなのに」


でもほんとに周りから見るとどうなのだろうか、人によってはデキ婚したカップルはたまた普通の家族少し気になるところだ。


「よし大学着きましたね。じゃあ先輩…」

「やっとだ、少し恥ずかしかったんだから金輪際こんなことしないでね」

「たぶんしませんよたぶん」

「なんで2回言うのよ」


信用あるのかないのかよく分からない言葉を並べて、2人と分かれる。

その後いつも通りの特に面白味のない大学生活の一日を終え今日は、バイトが入っていて家に直行ではなくバイト先に直行していた。


「こんにちは、今来ました」

「あら、椋磨君こんにちは」


バイト先に着いて最初に出会ったのは、ここで5年パートで働いている園崎(そのざき)さんだった。俺の働いている、バイト先は完凸(かんとつ)と言う有名飲食チェーンだ。


「今日って俺と園崎さんだけですか?」

「いま、木村君がいるから。あと2人くらいシフト入ってたと思うけど。早く来てくれないと、今日は人が沢山来るから困るんだけどね」

「あ、確かにそうですね今18時ですからもうちょっとで忙しくなりますね」


俺の働く完凸は、水曜の18時30分ぐらいから人が増えるためいつも全員てんてこまいになる。


「それでは、俺はもうホール入るので」

「わたしは、もうちょっと休憩してから行くわね」


ちなみに完凸は、全国展開している安い美味いの並んだ和洋中のファミレスだ。


「注文お伺いします」

「じゃあ俺は、酸辣湯麺とおにぎり具はランダムで」

「私は、シーザーサラダとざるそばで」

「え!なんすか先輩ダイエットすか」

「もう、うるさいな君は先輩を敬うとか出来ないのか」

「では、注文確認致しますね酸辣湯麺、おにぎり具ランダム、シーザーサラダ、ざるそばで間違いないでしょうか」

「はい大丈夫です」


先輩後輩カップルなのか友達なのか知らないが、3番卓の注文を終え厨房に持っていく。


「3番卓の注文表です」

「橘君ありがと。そろそろだから気を引き締めろよ」


既に時間は、18時30分にまで回っていてそろそろ人がどんどん来る時間になる。


「とか言ってたら次のお客さん来たな。いらっしゃませー。お前案内してこいよ」

「わかりました」


その後20時くらいまで人がどんどん増えていき、ずっと動き続けていた。20時30分程になると人も減っていき、いつもの安らぎが帰ってきた。


「橘君1番卓注文だって」

「はいはーい。注文お伺いします…一ノ瀬さん」

「あれ?橘君、ここでバイトしてるの?」

「はい。とゆうか、ここの店家から近いってほどの位置じゃないのになんで、一ノ瀬さん来たんですか?」


俺が働く完凸は、家とは真逆の位置にあるため知り合いが来ることはないと思ってたのだけれど(知り合いってほどの人そんなに居ないけど)。


「なに、来ちゃダメなの?ま、今回は友達と遊んでてその帰りたまたまよったんだけどね」

「凪紗ごめごめん。電話今終わった…凪紗この人誰?もしかしてナンパ」


一ノ瀬さんの友達の目が俺を見るなり怖くなる。このままだと俺の防御が下がってしまう。


「いや、ナンパじゃないよ。橘君はね、私の家のお隣さんでともだ…」「()()()()()()()ですね」

「…」


俺の説明と一ノ瀬さんの説明が被ってしまい、一ノ瀬さんが黙ってしまったとゆうか一ノ瀬さんが俺と違うことを言おうとしていたような。


「やだなー、橘君ただのご近所さんだなんて。私達2回も同じ布団で()()仲なのに」

「え!」「!?」


間違ってないけど間違う様な言い方をした一ノ瀬さんの話を聞き、一ノ瀬さんの友達が立ち上がり茶髪ボブの髪を揺らしながら目を輝かせている。


「もしかして凪紗彼氏出たの?」

「ちょっ、ちょっと待ってください一ノ瀬さんその言い方だと語弊が」

「胸だって揉まれたし。それにこの跡だってほら」

「え、え!」


一ノ瀬さんが首元の虫刺されを見せて、一ノ瀬さんの友達が俺と一ノ瀬さんを交互に見ながらさらに目を輝かせる。


「いや、胸は一ノ瀬さんが強制的に…それにその跡は虫刺されですよね」

「さーそれはどうかな」


なぜこうなっているのか分からない、でもこうなるとゆうことは多分俺が何かやらかしたのかもしれない。必死で会話を遡りあらを探す。


「でも橘さんは、()()()()()()()()なんだよね」


閃いた。一ノ瀬さんが怒っているような気がする理由。


「いや、すみません一ノ瀬さんはただのご近所さんじゃなくて友達でした」

「友達?つまりセフ…」

「それでいいんだよ。冬夏(ふゆか)、一緒に寝たってゆうのはね…」


一応期限を直してくれたらしい一ノ瀬さんが、冬夏さんにしっかりと説明をしてくれ事なきを得た。


「で、では注文確認しますね。豚骨スープパスタ、パイシチュー、フルーツティー2つと白ワインですね」

「橘君、注文長かったし凄いあの卓凄い大きい声出てたけど大丈夫か?」

「は、はい大丈夫です。とりあえずこれ注文表です」


一応、誤解もとけ注文表を出した。さっきのごたごたでどっと疲れた。


「にしても、あそこの人達凄いべっぴんさんね。椋磨君知り合いなの?」

「まあ、黒髪の方の子は友達です」


その後普通に配膳と会計をした一ノ瀬さんと冬夏さんは、帰って行った。


「それでは、僕時間なので上がりますね」

「はいはいー、じゃあね椋磨君」


いつも通りの少し長い帰路を歩いて帰る。いつもは、自転車ではあるけれどつい最近パンクしてしまい歩かされる羽目になっている。


「今日の夜何食べよう。疲れたから簡単にラーメンとかにしようかな」


家近くのスーパーで担々麺の袋麺と具材を購入して、家の前までやってきた。


「やっと着いた、本当に今日は疲れた」

「大丈夫?肩揉んであげようか?」

「ひゃっ!」


背後から耳元に急に語りかけられてしまい、つい変な声を出してしまった。


「ちょっ、ちょっと一ノ瀬さんびっくりするのでやめてくださいよ」

「変な声出しちゃって可愛い。じゃなくておかえり。てか酷くない?バイト中のあれ、ただのお隣さんだなんて」

「い、いや僕みたいなやつが一ノ瀬さんの友達務まるか分からなくて」


一ノ瀬さんは、大学内でもトップクラスの美女なのに対し俺は陰キャぼっちの童貞(一ノ瀬さんも処女らしいけど)明らかなレベル不足だ。


「友達って務めまる務まらないじゃなくて、相手といて楽しいか楽しくないかとかじゃない?」

「そ、そうですか」

「それで、私は橘君といて楽しいから。」

「そう考えると僕も一ノ瀬さんといて、気まずいとかつまらないとかは感じたこと無かった気がします」

「でしょ、だから私達は()()いい?」

「はい誠にすみませんでした」

「分かればよろしい」


一ノ瀬さんの言葉で、考えが変わった。対人関係のレベルが低い俺にとって、友達とは何かについての未知数部分が取れた気がする。


「この担々麺辛!スープの味は良いんだけどとにかく辛い。何が入ってるんだ…ハバネロ」

自分でも友達が何かを書こうと考えとき、どうを書こうか迷った結果があれでした。

面白いと思っていただければブックマーク、評価等々よろしくお願いします、


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