とりあえずのお礼は、体らしい
昨日まさかの夜を迎えた俺は、今二日酔いで死にそうな体を歩かせ大学に向うところだ。
「よし、一ノ瀬さん行ったな」
俺は、彼女が入居してからずっと彼女が家を出てから家を出るようにしている。それは、ばったり会った時の挨拶がまともに返せないからと、緊張するからだ。
「でも、この家の壁のうすさがこんなに使えるとは。お隣さんの喘ぎ声も捨てたもんじゃないな」
自分でも言ってることがよく分からないが、簡単な身支度を終わらせ大学へ向かう。俺の家から大学までは、徒歩圏内で二日酔いの体でも登校することが可能だ。
「まだ頭痛いし、コンビニ寄って梅干しとなんか飲み物」
そんな感じで家近くのコンビニホーソンに向かう。入店時、いつもの聞き馴染みのある曲が聞こえる。
「この音さへも頭にくる。あ」
「あ!おはよう橘くん頭大丈夫?」
入店と同時に目に入ったのは、圧倒的存在感を放つ星三S級美女の顔。てゆうか頭大丈夫は、心配してくれてるのだろうけど煽りにしか聞こえないな。
「お、おはようございますまあそこそこですよ。一ノ瀬さんいつも朝ここなんですか?」
「まあ、いつもとゆうよりかは最近はだいたい」
少し前から一ノ瀬さんが、先に出たのに俺が前を歩いていた理由が何となくわかった。
「じゃあ僕は、梅干しとなにか飲み物を買うので。それではあとコーヒーとスポーツドリンクとか、ありがとうございました」
「いやいや、泊めてもらっちゃったから気にしないで」
そんな一ノ瀬さんとの会話のあとホーソンで、梅干しおにぎりと変わらずスポーツドリンクと缶コーヒー、薬を買う。
「ありがとうございましたー」
元気な女性店員の、声とともに外に出ると優雅に暖かいコーヒーを飲む一ノ瀬さんがいた。
「あれ一ノ瀬さん待ってたんですか」
「まだ辛そうだし介護してあげようかなと思って」
「いやいや、老人じゃないんですから。てゆうかコーヒー飲むと不思議と頭痛が和らぐんですけど、なんでですか?」
一ノ瀬さんが、買ってきてくれたコーヒーを飲んだ時酷かった頭痛が少し和らいだことについて聞いてみる。
「それね簡単な雑学って程でもないんだけどね、頭が痛い時はカフェインを摂ると血管が収縮して頭痛が和らぐんだって、昔お父さんに教えてもらったんだ合っててよかった」
結構一ノ瀬さんの親は、まともらしいおばあちゃんが変な教えを一ノ瀬さんにしていたから変わった人なのかと思っていたけれど、それは勘違いだったらしい。
「そうなんですね、これはまたひとつ賢くなれました」
「でも、カフェイン摂りすぎは良くないから気おつけてね」
そんな会話の中大学に向かうが、途中途中のサラリーマンなどの視線が綺麗に一ノ瀬さんに吸い付いてるのを見ると彼女の可愛さがどれほどのものなのかわかる。
「それでは、僕の講義もうすぐなので」
「それじゃ頑張って」
その後今日は、運良く午前のみの日だっため講義の後すぐ帰って寝た。
寝る前に設定したアラームが鳴り響く、寝起きは意外とスッキリだ。
「うるさーい!設定したの自分だけど6時か、とりあえず買い物だな」
いい感じに起きれた俺は、お隣さんが色々始める前に諸々を終わらせようと思いいつもよスーパーへ行く。
「今日は、何を作ろうかな。とりあえずしじみ汁と煮物の和食でいいか」
献立を決めゆっくり歩きながら、スーパーへ向かう体の不調もほぼ全回していて朝よりかは、楽に動ける。
「作りすぎた」
スーパーで安売りされていた野菜を全て使って、煮物を作ったわいいが量が多くなり大きめのタッパー3つ分になってしまった。
「煮物とか好きな方だけど、さすがにこの量は飽きるなどうしたものか」
そんな感じで、思案を練っていると妙案が思いついた。
「雑炊のお礼ついでに一ノ瀬さんに、押し付ければいいのか!困った時は、お隣さんを頼ろう」
押し付けとゆう方法を思いつき、すぐに一ノ瀬さんの家の前に行きインターホンを押す。
「はいはーい、あれ橘くんどうしたの?」
「朝の雑炊のお礼です作りすぎちゃったので、どうぞ」
「ありがとうございます?まあいいかありがと」
少し困った感じで受け取る一ノ瀬さん、やっぱり迷惑だったか。
「私も軽くお礼しなくちゃな。あ!そうだちょっとまってて」
「いや、別に雑炊のお礼なので…行っちゃった」
すぐキッチンの横の冷蔵庫に行ってしまった一ノ瀬さんの後ろ姿を見ながら、一ノ瀬さんの部屋を見る。見た感じThe女子の部屋と言った感じで、細い廊下の途中にキッチン風呂トイレがある。そして普通に小綺麗で整頓されている。
「ごめんねーで、お礼なんだけどまあ決まってるよね」
そう言って昨日のように俺の手を掴み、胸まで持っていく。
感触は昨日と違い、生ではなくブラをしていたため少し固めの完食といった感じだ。しかも玄関先だから少しエッチに感じる。
「だ、だから一ノ瀬さん。なんで胸なんですか?」
「あ!ごめんねブラ付きは嫌だった?いや、もしかしてもう胸に飽きて私の完全な体を」
「いやいやそうじゃなくて、胸は嬉しいかもしれないですけど今回も、お礼とか欲しくてやった訳では無いですし僕に対してお礼とかいいですから」
これをゆうことによって、一ノ瀬さんが改心して胸が揉めなくなるのは少し残念だが俺の理性が持たなくなってしまうのを防ぐためだ、我慢しなくては。
「そう、わかったこれからは気おつけるね」
だからなぜ少ししょんぼりするのだろうか。
「まあ、とりあえず分かってもらえれば僕はとりあえず無問題なので。あとタッパーは、食べ終わったら洗っても洗わなくてもいいので返してくれれば、とりあえずいいです」
「さすがに洗わないのは、人としてどうかと思うから洗って返すよあと煮物ありがとね。お礼はまた別のを考えとくよ、体は触るくらいならいいから」
一ノ瀬さんは、体は触られても減るものじゃないからいいとゆう考え方なのかもしれないな。
「別にお礼ないならないでいいので、それでは僕はこれで」
「じゃあねおやすみ」
おやすみと言うのには、少し早い時間ではあるけれど俺は食べたらすぐ寝てしまいそうなので妥当なのかもしれない。
結果的に食後すぐ寝てしまったけれど今日もお隣さんの喘ぎ声で、2時くらいに起こされたのは別の話。
初の2日連続投稿昨日投稿した1話目も見てくれると嬉しいです。
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