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8 ご飯プラス海老

家具関連はひと段落した

その足で俺はいくつかの食料を買い、店に戻った

そこでこの世界のお米を買ってみた

あと海鮮類がいくつかあったのでそれも購入した




「ごしゅじん、かってきたか、そうじ、おわった」

ノルンが満足そうな顔で言ってきた


たしかにしっかり掃除されてる

俺が埃が溜まりやすい窓枠や角のところを見てみたが綺麗に掃除されている、やるな


俺はノルンの頭を撫でてやった

ノルンは尻尾をふりふりさせて目は三日月になっていた




とりあえず一階部分にテーブルと椅子を並べてみた


狭いか?まぁこんなものか


カウンター席もしっかり充実させた

俺は某ラーメン屋のラーメンに集中させる一人席に強い憧れを持っていたので、面倒だったが仕切りをつけた


ノルンに机拭きを任せ、俺は二階の家具設置へ向かった













程なくして二階の家具の設置は終わった



バタッ


一階で大きな物音が聞こえた


ノルン、何かあったのか!


俺は急いで降りるとそこには倒れたノルンの姿があった


俺はノルンを揺さぶって何があったのかを聞いた


「くうふく、しぬ」


「・・・」



ほっとしてるのか紛らわしさに怒ってるのかノルンらしくほのぼのしてるのかよくわからない感情になった



じゃあなんか作ってあげるかー


俺はキッチンへ向かった


あ、さっき買ったお米を使ったご飯を使ってなんか考えてみようかなー


あ、久しぶりにあれが食べたいかも


同じくさっき買った海鮮類のうち海老を出した


ご飯と海老を一緒に置いて、


「調理!」


ポンっと出てきたのは天むすだった


知らない人も多いかもしれないが、天むすは名古屋で結構有名な食べ物で、俺も名古屋へ行った時はよく食べていた



これをノルンのもとへ持っていこうと一階のイートスペースへ持って行ったら


「できたか、まった、から、たべる」


ノルンはちゃっかり椅子に座りナイフとフォークをそれぞれ両手で持ち、スタンバイオッケーだった


「あれ、倒れてたんじゃないの?」

「ぎくっ」

「自分でぎくっとか言うな」


全くしょうがないやつだなーっとほっこりしたので許してやった



ノルンは天むすを見るなり、これはなんだと聞いてきたので天むすのことを教えてやった


ひと通り説明し終わるとノルンは食べ始めた



そこからノルンの手は止まらなかった

食べ進めるなり、噛んでるのか怪しいペースで食べていった


学習した俺は自分の分は別に用意して置いたのでノルンに食べられる心配はなかった


食べ終えたノルンが


「これ、おいしい、からあげ、はる」

「どっちかといえば?」

「んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、、、」


ノルンは数分悩んだ挙句


「ひきわけ」


真顔でそう言うノルンに俺はちょっとほっこりした



お読みいただきありがとうございました


もう少しこのペースで進み、しばらくした後に物語を動かして行きたいと思います


引き続きよろしくお願いします

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