6 退治、そして養蜂
俺とノルンは森へと向かった
うーん、これは使えるのかな?
鑑定スキルがないから判断に困る
「ごしゅじん、これ、ころせる」
「え、わかるの?」
ノルンはまだ群と一緒にいた頃、森の薬草が食べられるものかを調べていた結果、薬草にかなり詳しくなったようだ
お前すごいな、、、
そう思っているとノルンが俺にちょっと誇ったようなドヤ顔をして来た
ぐぬぬぬぬ、負けた、、、
そんな事情もあいまって、少し歩くだけであり色々な薬草が手に入った
もちろん蜂の撃退用の薬草も
俺たちはさっきの店の路地裏へ戻ってきた
よし、早速作っていくとしますかー
森の道中採取した野花類、芋と一緒に撃退薬の葉を置いた
この野花はいい匂いを発するらしい
よし、
「調理!」
ポンっと出て来たのはふかし芋
これは料理と言っていいのかよくわからないが一応成功なのかな
よし、これを箱に入れてしばらく放置してみよう
「・・・あ、場所わかんねーや」
不動産屋に場所を教えてもらい簡単な木箱にふかし芋を入れた
そのあと昼ご飯を少し食べ、そのあと木箱の様子を見に行った
「どれどれー?」
俺は木箱を開けてみた
もしまだ生きているのが飛び出したら危ないので、創薬スキルで殺虫剤を作った
詳しく言えば蜂の動きを麻痺させるための粉末だ
ぱかっ
俺は開けてみた
すると蜂はおおむね死んでいて、生きているのもいたがもう虫の息だった、虫だけにね、はっはっ
おおむねいい匂いに誘われて来たものの中に入ってみると地獄だったってとこかな
これを何回か繰り返して蜂の数を減らして、あとは一気に蜂を、、、
ん、待てよ
これ、殺虫作用の方消して、木箱の中に創薬スキルでいい匂いを出すものを入れれば自動的に蜂蜜がとれるんじゃね?
ー数日前ー
このスキルであれば砂から塩、胡椒、水から蜂蜜、ホイップクリームができたりしないだろうか
試してみよう
「ーーーーーーーーーーー」
結論:そんな甘いもんじゃなかった
まぁこういうのは一個一個実験していって何ができるのか試していったほうがいいな
なんてことがあり、塩、胡椒、砂糖は近いうちに手に入れておきたいと思うし、可能であれば甘味系もつくりたいなーっと思っていたところでの蜂蜜生成はありがたい
よし、どんどん木箱を設置していこーう
ノルンもおーっと手を伸ばしている
数日間放置してみよう
その間は憩い亭に宿泊しよう
あとこの間に不動産屋でこの物件をもう買ってしまおう
ー数日後ー
俺は路地裏に蜂が出ないために、ネットをつけた
そしてその中に木箱を入れ、万一木箱から蜂が飛びてても大丈夫なようにした
第一に、木箱の中には蜂が大好きな匂いを入れその木箱の中にはもう一個部屋がありその中には半永久的にもっといい匂いがするものを入れといた
そして木箱の中、要するにネットの中は人間には無害だし匂いを感じないけれども、蜂にとっては有毒な匂いを発するようなものを振りまいといた
俺も木箱で作業するときは長袖長ズボン着用のもと、蜂が嫌がる匂いを全身にまく
これで蜂蜜は完璧にとれる、はず
ちなみに家にあった蜂の巣は殺蜂剤をまいて中の生き残りを完全に殺した上で、蜂蜜を取り去った巣を木箱にいれ、蜂蜜を蜂さんにもう一度作ってもらう
よし、蜂問題は片付いた
あとは家の中かなー
お読みいただきありがとうございました
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