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2 ジュース、それから次の町へ

この世界はイースター、ウェスター、ノースター、サウスターの4つの国に分かれていて、国境付近では小競り合いがちょくちょくあるらしい


そして俺たちはイースターの比較的安全なところにいるらしい


そんなことを話してるとノルンが


「そのくだもの、たべたい、すいぶん、とりたい」

「あ、これか?別にい...」


果物で水分をとるのか


うん?ちょっと待てよ、水分取りたいなら、、、

そう思いノルンが今まさに食べようとしてた果物をひょいっと取り上げた


ノルンは一瞬ポカンとして、すぐさま


「なにする!うばうな、わたしのものだぞ!」


(もともと俺がとって来たやつなんだけどなー)


そう思いつつも無視して作りたいものをイメージし、持ち物のグラスを並べる


「調理!」


するとポンっと果物が消えて美味しそうな果物のジュースが出てきた


「調理」って言うだけでもイメージさえあれば出来るのかと思いつつジュースを飲もうとしたら、目を輝かせたノルンに先に飲まれた


「これおいしい、ぜっぴん、ぜっぴん!」


ノルンは尻尾をふりふりさせたり耳をぴこぴこさせたりしている、可愛い奴め


俺も飲んでみると確かに前世で飲んだ市販品のジュースより断然美味しかった


果物もたくさんあるし、せっかくだから全部ジュースにした

果物一個でジュースがグラス一杯分だった


ノルンは次にレモンっぽいやつのジュースを飲むとこれまた


「ぜっぴん、ぜっぴん」


と言って喜んでくれた








ここでノルンに近くに町がないか聞いてみたところ、近くにブルーノ領のブルーラ町というのがあるらしい、ちょっとややこしい、間違えそうだな


「じゃ、そこの町に行ってみるよー、情報ありがとねー、ばいばーい」

「わふ!?」


お前狼の獣人じゃないのかよって思いつつ別れを告げ、歩こうとしたら思いっきり服を掴まれた、

危うく転倒するところだった


「ノルン、いっしょいく!」

ノルンが涙目で訴えて来た


うーん、この先何が起こるかわからないから、変にノルンを巻き込みたくないし、1人の方が動きやすいかなー、どうしようかなーっと思っていたら


「ノルン、もうかえるところない、ごしゅじんしか、もうたよれない、ついていく」

泣きながらそう言ってきた

そんなに追い込まれるほどの状況だったのか、、、



はぁ、もう断れないじゃないか、やれやれ...


「よし、わかった、一緒についてこい!」

「わっふ!わっふ!」


もう犬なんじゃないかという疑問はこの際もうどうでもいい


なんやかんやあって2人で次の町、ブルーラを目指した








お読みいただきありがとうございます


引き続き執筆していくので今後ともよろしくお願いいたします


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