1 転生と出会い
初投稿です
駄作ではありますがみなさんよろしくお願いします
気がつくと森の中にいた
俺は記憶を巻き戻し今ここにいる理由を探る
俺、山川啓翔は某ファミレスのキッチンで働くどこにでもいる29歳の男だ
「啓翔さん、注文入りましたよー」
「りょーかーい」
給料はあまり高くないが、俺はこの仕事にやりがいを感じていた
理由は単純。料理が大好きだから。
自分の作った料理を食べて、美味しそうな顔をしてもらい、それでいてお金をもらえる。天職だった。
ある日の仕事終わり、夜遅くに1人で歩いているといきなり、
ぶすっ、、、、、
俺は後ろからナイフで刺されていた
無差別殺人だった
山川啓翔 享年29歳
あーそれで異世界へ神様がお導きになったのか、、、
納得したわ、、、
「……………………………………」
「できるかいっっっっっっっっっっっ!!」
俺は無関係な太陽に思わずツッコんだ
そして手を下ろすと、
チャリリンッ
奇妙な音と同時に自分の前に変な文字列が出てきた
もう納得するしかない、
これはテレビのドッキリでも人体実験でもない
本物の異世界だ、、、と
その自分の前に出たステータスと思わしき文字列を見てみると
名前:山川啓翔
年齢:18歳
配偶者:なし
体力:C
スキル:アイテムボックスレベル5 体術レベル2 瞬間調理レベル30 創薬レベル3 治癒レベル2
注.レベルは1から5までであり5が1番高くなります
特別スキル:鍵
初回限定の持ち物:食器類∞
「……………………」
啓翔は一呼吸置いて、自分の思ってることを口にした
「意味がわからない、、、」
よくラノベとかで見るチート能力なのかと聞かれれば恵まれてるとはいえ素直に頷けないし、そもそもレベル5が最高なのに瞬間調理?に関しては30だし
てか若っっ、
てか初回限定の持ち物ってなんなんだよ、
「どーなってるんだこれは………」
しばらく思案していると、
ぐぅぅぅ〜
お腹がなった
この世界の食材ってどんなもんなんだろう
啓翔は少し歩くことにした
それからしばらくすると色々集まった
キノコ類やら野菜類やら果物類まで
啓翔はここで自分のスキルに瞬間調理があることを思い出した
「使ってみようかな」
しかしなんて言えばいいんだろうか、
とりあえずやけくそで
「きのこと野菜の炒め物ー!」
と叫んでみたら
きゅぅぅぅーん、と白い光が生じたため眩しさに目を閉じた
そして目を開けてみると……
なんととてつもなく美味しそうな見た目と臭いを発するきのこと野菜の炒め物が出てきた
草の上にね、、、、、、、
お皿を下に引き忘れたのが原因らしい
気分はダダ下がりだったが気を取り直して、もう一度お皿を下に敷いた上でさっきの一連の動きをやってみた
紛れも無い、食べられるきのこと野菜の炒め物が出来た
今度こそ食べてみると、、、
「んんんんぅぅぅうまあああああああぁぁぁぁぁあーーーーーー!」
なんだこの食べ物うますぎるぞ!
箸が止まらない
思わずもう一度作っておかわりした
すると物陰からファンタジーでよく見る、狼の耳を持った獣人らしい女の子が鋭い眼光でこっちを見てきた
「どうしたの?なんか気に触れるようなことした?」
しばらくして
「いいにおいがした、だからきた、それ、たべたい」
気がつくと獣娘はよだれがだらーんと垂れていて、目がウルウルしていた
「うん、いいよ、食べな」
するととても嬉しそうにふさふさそうな尻尾を可愛らしくてふりふりさせた
啓翔は前世と変わらず料理を振る舞うのが大好きな性だった
ガツガツ
「んーーーーーーーーーー」
いい顔して食べるなーっと数秒眺めていると
「たべおわった、もっとくれ」
はやっ!めっちゃ食うの早いじゃん、俺は驚きつつもきのこと野菜の炒め物をまた作ってやると獣娘は目を思いっきり見開いて
「おまえ、そのまほうすごい、べんり」
なんか褒めてもらった
なんやかんやで獣娘の食事がひと段落すると俺は色々質問してみた
獣娘のこと、この世界のこと、ステータスのことなどなど
獣娘はノルンと言うそうだ、狼の獣人で歳は7歳
なんでも盗み食いが激しく冬の備蓄を食べ尽くしてしまい、罰として処刑されるところをうまく逃げ出して来たみたいだ
こわ、こんなちっちゃいこに処刑って、、、
でも冬の備蓄は死活問題だから仕方ないのかなー
この世界には魔法がある世界で、火水木雷風土の6つに分類されて、まれに特定魔法に目覚める人がいるらしい
俺の瞬間調理とかはその特定魔法に分類されるらしい
「なんか、よくわかんない世界だなー………」
そう思う啓翔であった
お読みいただきありがとうございました
これからも駄作ではありますが精一杯執筆させていただきますのでよろしくお願いします