痛いのはお互い様だ!
どうも、僕です。すごく眠いです。この頃…
近状報告はあとにして、行きましょうか!
異世界の世界へ!
ギュルウウウウウウウと敵の咆哮が聞こえた。どうやら命中したようだ。
「ここからは真剣勝負だな」
脇にしまってあったコロナソードを一振り、
ゴォォォと音を立てて炎が出た。この剣も戦闘モードのようだ。
「僕の体力、保ってくれよ! 」
そう願い、敵の目の前に姿を表す。
「フルバースト! 」
ゴォォウと炎の剣が敵の体に命中、不可視の風にダメージを与えたようだ。だが敵も黙ってはいないだろう。
「やっぱりか。」
敵の姿が消えた。不可視と言われる程だ。想定はしていたが、
「まさか音や匂いもないなんてな……」
これは途方に暮れるしかない。逃げられたか、攻撃の隙を待っているのかすらもわからない。こんな時はどうすればいいんだっけな?少し考え込んだ。だが、それが隙となり敵に攻撃をいれられる。
ザクッ……嫌な音だ。腹部を見ると少し皮膚が切れている。音の正体は服が斬れた音だった。だが敵の攻撃は止まらない。
ヒュンヒュンヒュン
どうやらカマイタチを使ってきている模様だな。魔力が流れているか見てみたが、これも反応なし。
数分間戦い続けた。だが、初めに言ったが体力の面ではこちらの方が分が悪い。
「ぐぁァァ! 」
左手の肩から真っ赤な何かが漏れていた。鉄臭い……間違いなく僕の血液だ。ズキズキするな。
「負けられねぇな、これは」
さらに数分後。斬撃の方向から位置を割り出した。そして攻撃にでる。
カウンターはブツブツっと何かを唱えた。グリフォンから見たらなんだ?という感じだろう。だが、次の瞬間敵はグリフォンの首あたりに飛び、叩き斬ろうとしていた。
グリフォンは慌てて逃げる。だがその時一瞬風景が変わってしまった。その結果僕に居場所がバレた。
「最後に特大のブツを喰らわせてやる!」
カウンターはまたもやブツブツと何かを唱え始めた。だが、さっきよりブツブツの時間が長い。グリフォンは野生の感で感じ取ったようだ。これはよけなければ死ぬ、とだがもう遅い。敵はさっきの回避行動で羽をもがれている。確実にその命が刈り取られる。
「ルーンオブセイバァァ」
青い筋が剣からにじみ出ている。それは遺跡の天井も貫き、外側からでも見える光となり、敵に襲いかかる。まるでこう言っているようだ。オマエハモウヨウズミダ、と。
グリフォンの消滅を確認したカウンターは崩れ落ちた。
「よく頑張ったよ、俺……」
体力は既に歩き続けて限界だった。だがグリフォンの討伐に成功。運が良かったのかもしれない。
「すこしぐらい、休んでもバチはあたらないよな」
そう言って彼は痛み止めを傷口に塗り、肩から流れる血を止めて、包帯をまいた。そして毎回お世話になるだろう回復薬に感謝をこめて飲んだ。
ゴクッゴクッゴクッ
そして仰向けになり、今日を振り返ってみた。大変だったなぁ。そして新しいことにも気づいた。
「僕、透明人間になれるのか」
そう、遺跡クリアにより、特殊能力が付与される。今回は透明人間か。レアだな、ラッキーだったよ。
〜〜〜
少し休んだカウンターは出口へとむかった。
「うわっッ」
歩いている途中に何かにつまずいた…これは……赤く光る宝石だ。こんなモノは見たことがない。拾っておいて損はないよな。だから拾っておいた。
〜〜〜
「カウンタァァァァ」
ルージュが泣きながら抱きついてきた。目が滲んでいるな。大丈夫だったのかな?と、思いながらジョンをみた。安心しているようだ。レグザは……お、喜んでいるよ。そうかそうか。そんなに嬉しいか。レグザの女神級の笑顔を見れば誰だって安心するな。
「ん、じゃあ帰ろうか」
「そうですね」
「うん!」
「カウンターが帰ってきたからもういいや! 」
ん?なんかあったのか?と疑問に思ったがそれはほうっておいた。
〜〜〜
「クエスト失敗? 」
なぜと思ったのだが、グリフォン原種の討伐をしてなかったそうだ。ルージュチームは仕事をサボっていた模様。後で殴ろうと心に決めた。
受付の人は残念そうな顔でこちらを見ていた。
「はい……すいませんでした。今度はやり遂げますから! 」
と、一応クギをさしてギルドをあとにした。
一伸びしたあと、何をしようかなぁと考えなから街を散歩をしたのだった。
どうだったでしょうか?切れ味が全くなくて困っております。どうしたらアイディアが思い浮かぶかなぁ……と、考えなからお風呂入っていたりします
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