女神様
今目の前には女神様がいる…
先に行くといって母が消えてから数分後…眩しい光に包まれたと思ったら大理石でできた豪華な一室に居た。
古代ギリシャ建築みたいな立派な柱が並び、眩い光に包まれて大きな椅子に優雅に腰掛ける女神様。
床まで届く長い銀髪、透き通る白い肌、アメジストの様な紫の瞳、ほんのり紅差す頬、上品なピンク色の唇。
テレビで見たどこぞの国の結婚式で花嫁が着ていたウエディングドレスような白いドレス。
はぁ~綺麗ねぇ~女の私でも惚れちゃいそう…眼福、眼福…
「あなたが佳美?」
鈴の転がるような澄んだ声が掛けられる
「へぁ…はい…そうでしゅ…」
しゅ?ぎゃぁ~…恥ずかしぃ~~いい歳して最悪…
…はぁ…
くすくす…
「面白いわね…本当に退屈しないで済みそうね」
なんだか遊ばれているようです…はい…
「それで、あらかた話しは聞いてるわね?細かいところは今から話すけどいいかしら?」
「はぁ…なんだか何を言っても駄目そうなんでそれでいいですとも…えぇ…ほんとうに…」
あちゃぁ~神様だってこと忘れて失礼なこと言いましたか…もぉどうでもいいわ…疲れちゃった…
「本当に面白いわね…大丈夫よ。そんなに気を使わなくても…うふふ」
さすが女神様…心がお広い…
「それじゃこれからの事話してもいいかしら?」
「はい。お願いします」
これから始まる新しい人生について女神様の説明が始まる…