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File:21 終焉

 だんだんとNの身体が薄くなっていく。

「おい。ハァ・・・主人格・・・。」

「んっ・・・。」

「俺を殺していいのか。俺を殺せば、お前が牢獄に入ることになる。」

「なんだい。最後の最後で僕の心配かい。僕が貴様を作り出したことには変わりない。僕だって同罪だ。だから、牢獄に入って来るよ。」

「お前・・・。裁判じゃあ、どうせ死刑だ。この一連の事件は俺が引き起こしたもの・・・。俺が全部で殺した人数はもう死刑の度を越えている。」

「・・・。」

「ハァ・・・。まだ、俺に良心が残っていることを少しは信じてほしかった。・・・いや、こんなことしていたから、誰も信じちゃくれないか。」

「・・・さようなら。一足先に地獄で待ってて。僕もいずれそこに行くことになるだろうから。」

「ハハハ・・・。お前は甘いなぁ・・・。」

「甘くて結構さ。」

Nがそれを聞いて、ニッと笑う。そして、消えていった。

「永島智暉。殺人の現行犯で逮捕する。」

「ナガシィ・・・。」

「萌・・・。君が思ってた未来ではないかもしれない。でも、僕は必ず戻ってきます。そこはお約束しますよ。」

笑顔を作ったナガシィはそう言ってから、駆けつけてきた刑事たちのほうに向かっていった。


 この連続殺人事件犯人逮捕の報道は瞬く間に世界に広がった。死亡者数は271人。負傷者数1人。社会を震撼させた事件は罪人永島智暉に対する死刑判決で幕を閉じることとなった。

「ハァ・・・。」

「今日。犯罪者連続殺人事件の容疑者。永島氏に対する死刑が執行されました。」

今日は朝からそういうニュースばっかりである。

「ただいま。」

声がした。この聞き覚えのある声はナガシィの声だ。後ろを振り向くと、眼鏡をかけたあのナガシィが後ろにいた。

「帰ってきました。」

「お帰り。」

「これで、世間一般でも死人になりましたけどねぇ・・・。」

「お帰り。お帰り・・・。」


 もしかしたら、まだ本当に事件を起こしていたあっちのナガシィの意識がまだ中にあるのかもしれない。でも、今度は私が必ず止める。私の大事な幼馴染だから。大事な異性だから。

愛読ありがとうございました。


「目に見えない復讐」完結です。感想は受け付けています。感想がございましたら、どうぞお書きくださいませ。(誤字・脱字修正なども受け付けます。)

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