小説選びの為にはレコメンド機能が不足しています
一時期、毎日何冊もマンガを買っていました。電子書籍ではなく、製本されたコミックス専門ですが、新刊も中古もです。
そのお陰で、内容を知らなくても絵柄を見れば、自分の好みに合うかどうか分かります。
もちろん間違える事もあります。
表紙を見て苦手だと思って読まなかった作品が、アニメ化されたら面白くて、読んでみたらマンガの方も面白かった事もありました。
ですがそうそう外しません。時間も含めて、それだけの投資をしましたので。
それなので、コミックスのジャケ買いには自信があります。飽くまで自分基準ですけれど。
そしてそれが可能なのは、絵柄にマンガ家の先生達の人柄が表れているからだと思っています。
しかし小説はそうはいきません。
直筆原稿が見られるのなら、もしかすると作家の方達の人柄が分かって、いけるのかも知れません。
ですがこのご時世、皆さん、キーボード入力とかですよね?この原稿もスマホで書いていますし。
そう言えば、自分の手書き文字のフォントを作成して、それで手書き風レポートをプリントアウトして提出した学生の話を聞いた事があります。
それならいける?
作家の方達がフォントを作るのは、大変だと思いますけれど。
それに、年に数える程しか手書き文字が目に触れない生活ですと、作品との相性を作家の方達の文字から読み取れる様になるまでに、どれだけの投資が必要になるのか分かりません。
つまり「小説選びの為にはレコメンド機能が不足しています」とはそう言う事です。
手書き文字に日頃から良く接している学校の先生方とかでしたら、直筆原稿で自分の嗜好と合うかどうかの判断が出来るのかも知れませんけれど。
ところで。
投稿作の評価に☆を付けて下さる方がいます。
いったい、どの様な方なのでしょうか?
同じ方なのでしょうか?それぞれ別々の方なのでしょうか?
小説だったりこの様なエッセイだったりジャンルが違うのに、同じ方から☆を頂けるとは思い難いです。
でもそれで言ったら別々の話それぞれに、別々の方から評価を頂くのも不思議な思いに駆られます。たまたまなのかも知れませんけれど。
そもそも皆さんはどの様なルートで、小説家になろうの作品を読んでいるのでしょうか?
小説家になろうに投稿すると、その作品に対しての1時間毎のPVが確認出来ます。
掲載直後にはサイトのトップページの新着・更新欄に作品へのリンクが出ますので、読む積もりはなくても押し間違えて、作品を開く事もあると思います。誤PVですね。
しかし掲載された少し後に、過去作へのPVがあったりもします。これは間違いクリックではなく、作者ページから辿って見て下さっているのだと思います。ありがとうございます。
そしてそれらとは別に、投稿タイミングとは関係なく、突然PVが発生している事もあるのです。
怖い話とかが苦手なので、PVが深夜に発生していたりすると、ゾクリとします。
ブックマークをして下さった方が思い出して、連載の続きを読んで下さるのなら大丈夫です。
しかしもし、何かしらの苦労をして作品に辿り着いて下さった方がいたとして、そして作品を読んで下さって、真夜中に眠れなくなる程ガッカリさせていたらどうしましょう?恨まれていないでしょうか?
なお、ブックマークして下さった方ならガッカリさせても良いと言う話でも、昼間ならガッカリさせても良いと言う話でもありませんので、念の為。
そんな読み手側のガッカリと、書き手側の恐怖を解消する手段があります。
そうです。レコメンド機能です。
小説家になろうの今日のサイト案内には、投稿作品が124万件を超えている事が書かれています。
その中からどうやって、自分が読みたい作品を探せば良いのでしょう?
ジャンルやキーワードでの検索はありますが、それで自分の読みたい作品を探し出せるとは限りません。
ジャンル選択やキーワード設定は苦手でも、素晴らしい作品を書く方はきっといらっしゃるはずです。
いえ、そこにこそ、探し出して貰える時を夢見る、あなたの求める作品がひっそりと待っているのかも知れません。
しかしレコメンド機能があれば、それがあなたの目の前に姿を見せるのです!
全体的に胡散臭い雰囲気になって来てしまいましたが、124万件の中にはPV0の作品もあるのではないでしょうか?PV0作品を検索する方法が分からないので、未確認ですけれど。
もしかしたらその作品も、レコメンド機能があれば世の中の光を浴びて、救い出して貰えるかも知れません。もしかしたらそんな作品が、人々や世界を救うかも知れません!
本音です。わざと胡散臭くしている積もりはありません。
さて、話変わって、胡散臭いとは全く関係ありませんが、サイトに表示される広告で、何の画像か分からなくて、確認する為にクリックをしてみる事があります。
そうするとしばらくの間、同系統の画像が広告に表示されますけれど、もう正体が分かっているので、二度とクリックする事はありません。
こう言うのは、オススメの無駄使いだと思います。レコメンド機能の評価は下がり、オススメ内容の信用自体を落とします。
そして小説のレコメンドには、こう言うのは求めていません。
途中で読むのを止めたり、誤PVの可能性もあります。それなので、単にその人のPVを元にするだけでは、小説のレコメンドには足りません。
例えば、読み手のブックマークやいいねや☆の数を評価して、その人の嗜好にあったレコメンドをする様な、そんな仕組みを希望します。
その時に、同じ小説をブックマークしている人に、他の人はこんなのもブックマークしているなんて言うのではいけません。手緩いです。
このご時世なので是非、作品の中身をAIに解析させて、同じ傾向の作品をオススメして欲しいのです。
そしてマイナス評価の追加も希望します。苦手だなと思う系統の作品は、オススメに挙げないで欲しいです。
書き手側としては恐ろしいので、マイナス評価は作品評価に含めないで下さい。新時代を切り拓く様な作品は、最初は世間を騒がせたり、悪評が立ったりします。マイナス評価を書き手に伝えたら、拓ける新時代を開いて貰えないかも知れません。
ですのでマイナス評価は、レコメンド指標としてだけ使って頂きたいと思います。
もしかしたらマイナス評価で奮起する方もいるかも知れませんから、自分のマイナス評価を見るかどうかを任意で選べるのでも良いです。
そしてこのレコメンドが可能になるならば、世界を救うPV0の作品が、それを必要とする人の前に、必ず姿を現すのですから。
あ、いえ。PV0の必要はありませんけれど。
あ、でも、初PVや初評価を狙う為に、PV0や評価0を検索出来る機能は欲しいかも。あ、あと、いまの気分に合う作品検索とかも。
ちなみにもし、小説家になろうで手書き文字フォントが使える様になっても、私は利用しないと思います。
字が下手なのはあります。読みにくくなって、読んで下さる方が絶対に減ります。
根気も無いので、フォント作成は平仮名だけで断念しそうです。平仮名だけで書かれた文章は、きっとかなり読み辛いですよね。
と言う事で私の場合には、文字から相性を見て貰える以前に、そもそもPVを頂けなくなる恐れがあるのです。
手書きフォントを作らないのは決して、人柄がバレたらマズいからではありません。
本のカバーの著者近影って、もしかして人柄の手掛かりだったのかも、と、投稿してから気付きました。