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ベタルモニアの大戦  作者: きのこ
3/7

3、コウタロウくんの素質


「これは...さっきやった定義を踏まえて考えると...」


教科書を開いて、問題文の理解の仕方を説明する。


「あ!なるほど、じゃあこういうこと?」


成績ぶっちぎり最下位のコウタロウは思ってたより、理解が早かった。


基礎問題の解説をある程度したら、残った応用問題は大体難なく進める。

だが、暗記や概念的な内容はさっぱりだった。


「苦手なところが絞れてきたし、思ってたより早く終われそうだね。」


パッと顔を上げたコウタロウの顔はキラキラと輝き、飼い主に拾ってきたボールを見せる犬の風貌だ。

もう取れんばかりに振った尻尾まで見える気がする。


「サキネちゃんの教え方!めちゃくちゃ分かりやすい!!俺でもめっちゃ分かるようになった!!」


会話全てがハイテンションすぎて、ちょっと圧倒される。


「コウタロウくん、テンション高いね.....」


押され気味に、正直な気持ちが漏れた。


「ん~、そう??」


心の底から、不思議そうな彼は人差し指で鼻を掻いている。


「俺はいつもこんなだと思うけどなぁ」


しみじみとテキストに目線を落とし、コウタロウくんは続きの問題に取り掛かった。


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