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宇宙船地球号  作者: 赤褌
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まずはじめに


少しずつ進んでいく

一歩ずつ一歩ずつ

ただ暗闇しかないとわかっていても

「本当にこの先に”希望”があるの?」

そう幻聴が私に聞いてくる

暗闇が続く。 


600年前 世界は暗黒に包まれた

地球が太陽の軌道から外れてしまったのだ

いつまでも続く夜

いつまでも続く冬

我々はどうすればよいのか皆目見当もついてない

昔だれかが言ったそうだ 宇宙船地球号と

正にそうなった 延々と暗黒を進んでいく。

最寄りの恒星にはまだまだ何代もかかりそうだ

未だに人類は生存している

3000万人しか活動していないが、我々は未だに生存している

幸か不幸か 450年前に発見された巨大ウラン鉱床のおかげで我々は生き延びている

ただその資源が尽きる前に新しいエネルギー生産方法を見つけなければ人類は死に絶えるが。


600年前 あの軌道から外れる原因となった隕石で全人類の40パーセントは死滅した

アジアに落ちたあのK-001と呼ばれるようになった隕石のせいで

我々はどこに向かっていくのだろうか

今日から日記をつけようと思う

いつかくる明るい大地のために

我々は今日も進む

あまりにも暗く美しい深宇宙の景色を背景に

これ私のそんな日常の日記だ


宇宙船地球号の毎日の様子を私は今日から書いていこうと思う

私と皆の毎日をただただ記して行こうと思う


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