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 女が公園で踏みつけた新聞には、廃工場から少年の変死体が見つかったという記事が掲載されていた。


 が、女は気付かなかった。

 女は息子から金を持ち逃げすることに成功したが、すぐ借金取りに見つかり、そのほとんどを奪われてしまった。


 どん底だった。

 何をどうすればいいのか分からない。


 ……全部、あのだらしのない娘のせいだ。


 あれがもっとうまくやっていれば、と心の中で毒づく。

 稼げるからこそ、大人との夜遊びをさせていたというのに。


「使えない子」


 女は公園のベンチに座る。

 煙草を探そうと苛立たしくバッグを漁った。

 そこで気付く。


「なに、これ?」


 一枚の封筒。


 覚えがない。

 訝しみながら、中身を見た。

 黒い紙に、銀の鍵と謎のデザイン画が描かれている。


 そして別の紙には、こう書かれていた。








『おめでとうございます。あなたはナイコーポレーションの転送装置のテスターに選ばれました』


最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。


よろしければ感想・評価をしていただけると幸いです。

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