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《命喰らい》の恩恵

ウサギのような魔物を狩ってから数日がたった。

俺は何度も罠を設置して魔物を狩る。たまに死んでしまうこともあったが何とか逃げることが出来た。

今のステータスはこれだ。


久住 令(くずみれい)

種族 ヒューマン

年齢  17

レベル 4

体力  19

魔力  19

攻撃力 19

防御力 19

速力  19


スキル 命     異世界言語

    └命喰らい


現在の命 15


初期値が低い俺はレベルアップしても非力で魔物たちに正々堂々と真正面から対峙することは出来ない。

だか、このダンジョンに慣れてきていた。今、俺が気になっているのはダンジョン《マテリアル》に来た当初はゴブリンやスライムそしてスケルトンなどが姿を現していたが今では一体もいないのだ。考えられることは1つ、ここが別のダンジョンだということ、2つ目に《マテリアル》の未開地だということ、3つ目は俺達に知らされていなかったことだ。落とし穴で別のダンジョンに落とされてしまったというのは考えられない。ダンジョンは時空魔法という超希少な魔法が使われているらしく、そのおかげでダンジョンの中は地中に合わせて大きくなったり小さくなったりする必要が無いため大きさが自由に決まることができるそうだ。

ダンジョンには意思があるのではと学者たちはいっている。なぜならダンジョンはいつの間にかでき、徐々に広がっていくらしい。そしてダンジョンの中に侵入者が入ると魔物が向かってくるのだ。そんなわけで別のダンジョンというのはおかしいと思っている。


「いくら考えても何もわからないし、今日も狩りに行くか。」

           :

           :

           :

罠を仕掛けて狩りをすることに慣れてきた俺は1日に大体4~5体のウサギのような魔物を狩る。いつもウサギのような魔物しかとれないが今日はいつもと違った。

さて、この罠にはいるかな~。な、なんだこの魔物は!!見た目はトラだか黒色の毛にきらめく数本の金の線がその魔物を美しくさせている。美しくいつまでも見ていたい姿をしているが俺はこの世界で生きるためにあの魔物を狩る!そう意を決して静かに気づかれないように動く。落とし穴と同じくらいのサイズの岩を俺は落とした…。


「グギャァァァァァ…。」


「俺も慣れたもんだな…。生物を殺しても罪悪感がないなんて。」


寂しく感じながらも狩ることの出来た喜びで胸がいっぱいだった。


ーレベルアップしましたー

ースキル《命》の効果を発動しますー

ー《命の取引(ライフ・トレード)》が解放されましたー



現在の命 18

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