しゅくせいっ/そんな僕らの日常
「しゅくせいっ」
静粛委員会委員長弓削と副委員長御酒草の超能力学園バトル。
「そんな僕らの日常」
能力者養成機関"アカデミー"の一つ、私立月見里学園に通う数少ない一般生徒の一人、渡辺秀綱の日常の物語。
・能力者を養成する"アカデミー"、私立月見里学園を舞台とした…ラブコメ?群像劇?
・能力者には能力者でなければ対抗できないが、一部の能力はノーマルには作用しない。また、能力者になると、代償として何かを失う。失うものは人により違う。
・能力の対価に失っているものをミッシングと呼ぶ。強力な能力ほど対価も大きい。大体、感情一つ分位失ってるのが強力な能力者。肉体を失っているものより、感覚や精神的なものを失っている事の方が多い。
・ノーマルが能力者になる事はできるが、その逆は基本的にない。能力が使えなくなったり、変質する事はある。生まれつきの能力者も人工の能力者もいる。
・ある程度のレベルまでは努力で能力を強化できるが、ある程度以上になると資質次第。
・能力の分類はものを動かすサイキッカー(テレポート含む)、生成するクリエイター(何らかの特殊効果が付随する事も多い)、変身・変化させるトランサー、精神と肉体に干渉するエスパー、そのどれにも属さないアンノウンがある。
・大体の能力には何らかの制約がついている。万能で何でもできる能力とかはない。
・一人の人間が複数の能力を持つ事はない。また、発現する能力は選べない。
・学園には能力者ではないものも何人かいる。また、教師は能力者とは限らない。能力開発は大抵子供の内しか行われない。でも保健の先生は治癒系の能力者。
・強い能力を持てる人は少ない。大体はノーマルに影響を与えられない、弱い能力。
・「能力とは才能の一種であり、神に授けられる贈り物である」
・ファンタジーなものは出てこない。魔法とか悪魔とかは出ない。が、トランサーが能力暴走などで元に戻れなくなったミュータントや、ゴーレム系のモンスター何かはいる。
・アンノウンの能力者は珍しい。逆によくある能力としては、念力《PK》、発火、透視など。有名だけど少ないのとして、テレポート、読心、治癒などがある。
・サイボーグ、アンドロイド、ガイノイド、ロボットなども研究中。ちょいちょい実用化され始めている。
・およそ学生と呼ばれる年齢の子供は何歳からでも入れる。大体、下は3歳から上は24歳位まで。とはいえ、5歳未満の場合、天然の能力者である事が多い。
・幼くして能力に目覚めた方が強い能力になりやすいという噂があるが、結構成長してきてから能力を得ても強くなる事はある。でも、幼い頃から持っている方が強くなり易いのは確か。子供の方が頭が柔らかいとかそういう話。
・能力者とノーマルは対立している、というわけでもないが、ノーマルにとって能力者は異質であり憧れであり怖れを感じるもの。
・制服はあるが、私服可の学校。年齢と学年はカリキュラムにはほとんど関係ない為、あまり学年を気にする事は無い。年齢は1,2歳程度なら大体の人は気にしない。一応、一般科目は年齢ごとに分かれる。
・寮から通うもの、自宅から通うもの、まれに一人暮らししている者がいる。一人暮らしは少数派。自宅から通える距離でなければ理由がない限り
寮に入る事になる。
・能力例
サイキッカー:念力《PK》、テレポート、火炎使い(既にある炎を動かすタイプ)、風使い、反射
クリエイター:発火、発電、水を生みだす、特定物質を生みだす(命を生みだす事は出来ない)
トランサー:各種変身、体の一部を無機物に変える、触れたものを特定の物質に変化させる、治癒(細胞を変化させるタイプ)、透明人間
エスパー:読心、治癒(相手の細胞に働きかけるタイプ)、透視、テレパス、幻覚を見せる、催眠・洗脳
アンノウン:言霊、悪運
「御酒草、お前もよくよく暇だな」
「お前ほどではないぞ、弓削。引退したのなら大人しくしているがいい」
「生憎、学園を愛する事まで辞めるつもりはないのでな。お前こそ、大人しくしていたらどうなんだ?」
「私は自分から動かないと決めているが、退屈は嫌いなんだ」
「そうか」
「そうだ」
「あ、御酒草先輩、おはようございます」
「おはようございます、姫路後輩」
「弓削先輩は一緒じゃないんですか?」
「弓削同輩ならそこにいますけど」
「え?」
「その通りだ」
「わ?!何時の間に?!」
「最初からいた」
「…すみません」
「いや、いつもの事だ」
弓削当眞
外見:若干強面で短髪。長身でしっかり筋肉がついている。服装は校則通りだが、少しくつろげてある事が多い。静粛委員会の腕章は左腕に付けている事が多い。
ミッシング:憎しみ
能力:「見えない君臨者」。強大すぎる力が威圧感となる所為で、人々に無意識のうちに認識の外に追いやられてしまう。触らぬ神に祟りなし状態。能力者としては、単純に強力な念動(PK)能力者(サイキッカー)。
前生徒会長。静粛委員会委員長。学園を愛している。
大抵の事は一人で何でもできてしまう。孤高。根が善人であり、お人好し。天然。暴力的な解決を好むわけではないが、必要なら躊躇わない。数少ない対等に接する事が出来る存在である御酒草を憎からず思っている。
自分が他者に多大な威圧感を与えてしまう事を分かっている為、あまり積極的に他者と関わろうとはしない。
静粛委員会は学園の軍の様なもの。学園の平和を守る事を役目としている。所属しているのは実働二人と裏方一人の三人のみだが、弓削自身は不便を感じていないらしい。委員長が弓削であり、新しく作られた委員会である事もあって、知名度は低い。
ミッシングの関係上、相手を嫌うという事はよっぽどありえない。それと同時に、どんな相手にも優劣を付けずに同じように接する傾向がある。それでも、幼馴染二人には幾分心を許しているもよう。
最初は念動力だけで、其処まで強くは無かったが、努力をして今の強さを手に入れた。幼いころから学園に所属している。もう一つの家みたいなもの。寮生。
御酒草由貴
外見:少し癖のある長髪。自分で髪型をアレンジする事は無いが、周りの人間によって度々ポニテにされたりツインテにされたり編み込みにされたりする。服装は校則通り。静粛委員会の腕章を右腕に付けている。
ミッシング:自己
能力:「無私無我の力学使い」。全てのベクトルを操る能力を持つ。基本は反射だが、受け流したり、自分を透過させたりも可能。増幅はできないが集束は出来る。消失もできない。拡散は出来る。能力分類としてはサイキッカーという事になっている。
前生徒副会長。会長と間違われる事もあった。静粛委員会副委員長。
その力の汎用性は高く、概念的なものにまで有効。だが、その反面何もないという所から創り出す、という事は苦手で、性格・口調・思想その他すべてが他者から吸収したものの組み合わせ。
自分から話しかけるということはせず、話しかけられれば同じような話し方で返す。但し、向けられたベクトルを感じ取って発言する事もある。誰に対しても対等に接する。好意には好意を、悪意には悪意を。常に外にベクトルが向いているからか弓削を気に入っていて、よく行動を共にしている。曰く、弓削の傍には常にベクトルがあふれているので、世界一安全、らしい。弓削の傍にいる時には話しかけられなくても発言する事もある。その場合は大体弓削と似たような話し方になる。
最も影響を受けているのは恐らく弓削だが、弓削とは学園に入ってからの仲。幼い頃は幾つかのアカデミーをたらい回しになっていた為、他のアカデミーにも知り合いがいる。寮生。
昔は完全に反射しかできないロボットの様な子供だったらしい。
ミッシングが大きすぎる事から、かなり強力な能力を持っているのだと推測されている。
生き物は存在し、生きている限り大なり小なりベクトルを出しているので、探知は得意な方。但し、個人の特定は相手にベクトル的な意味で特徴がない限りは難しい。相手が能力者かそうでないか、能力者ならどういった方向の能力者なのか、は何となくわかる。有効範囲は通常で半径15m位。集中すると100mくらいまで行ける。範囲内で能力が使われたりすると、使用する間中感知できる。範囲外で使われた場合も、ベクトルが感知範囲内に入ればわかる。
*能力:「ラプラスの魔」ベクトルマスターを知覚方向に特化させた能力。かなり正確に数秒後の未来(動き)を予知できる。
姫路秋来
外見:気弱そうな顔の少年。髪は肩につかない程度の長さ。校則破りを嫌って普通に制服を着ている。
ミッシング:恐怖心
能力:「超悪運」。騒動に巻き込まれるが、本人は五体満足で切り抜けられる悪運。アンノウン系。
後輩。
トラブル吸引体質。本人はいたって普通の少年。お人好し。真面目。
恐怖心を持たないからか、御酒草や弓削と普通に会話する(後輩だからちょっと腰が低い)。逆に、一姫は苦手であるらしいが、そこそこ付き合いの長い幼馴染の様な関係であるらしい。幼馴染の秀綱にはよく世話を焼かれる。
一般的に恐怖を感じる様なものに対しては面倒くさい、という反応を示す事が多い。
能力強度はそこそこであるらしい。
生傷は絶えないが、病院に行くほどの怪我を負った事はなく、保健室の常連(怪我の消毒的な意味で)である程度。静粛委員会とも何だかんだでよく出会う。
高校受験で学園に入ってきたが(理由は家から近いから)、それまで自分が能力者である事に気が付いていなかった。自宅から通っている。
葦雀綾女
外見:長身痩躯。そこそこ胸は大きい。制服を大胆にアレンジしているが、校則は破っていないらしい。生徒会の腕章を偶に忘れる。忘れていなければ右腕に付けている。
ミッシング:疑心
能力:「私の声を聞け!」。メガホンやマイクなど、声を増幅する装置を作り出し、それを聞いた相手の意識を強制的に自分に向けさせる能力。クリエイター系。
現生徒会長。後輩。
弓削とは対等であり、同志であり、好敵手。人望が厚い。女の子が大好きな女の子。弓削には不純同性交友扱いされる。御酒草に言いよっては受け流されるが、そのやり取りを楽しんでいる節がある。
弓削ほどではないが有能で、一人で大体の事がこなせる。弓削と違うのは、仲間に頼る事が出来るということ。女帝の異名を持ち、何をやってもあの人ならおかしくないと言われる。素直で真っすぐ。カリスマ持ち。
人を疑う、という事ができない為、簡単に騙されるが、同時に冗談が冗談だという事もわからない。誰も疑わないが、逆に、だからといって全てを信じている訳でもない。
小学生の時に学園に入り、後天的に能力者になった。持つ能力自体はそう強力ではないが、ミッシングがそこそこ大きいものである為、実は今発現している能力は本来持つ能力の一部なんじゃないかと言われている。寮生。
*能力の本質は洗脳に近いもので、それをうすうす気が付いている為、育てるつもりがない。
恵庭巧也
外見:癖の強い天然パーマのミディアムショート。切れ長の瞳。レンズに薄い色の入った赤い眼鏡をかけている時もある。服装はきっちり校則通りで、生徒会の腕章を常に付けている。
ミッシング:感情
能力:「誰かの日記帳」触れたものから記憶を読みとるサイコメトリ能力。エスパー系。腕章を付けている時に眼鏡を外す事を能力発動の為のスイッチにしている。ちなみに眼鏡は伊達眼鏡。巻き戻す様にしてみることになる。
現生徒副会長。後輩。
ツンデレ。冷静沈着で苛烈。根回しや裏工作など、葦雀のサポートを買って出ている。幼少時から天才、神童などと呼ばれている。小鳥遊と同じく、全校生徒の名前とデータを記憶していて、能力者に関しては、能力の名前と性質だけでなく、ミッシングもある程度把握している。
自分が感情を失っている為にか、他人の感情に疎いため、意図せず相手を傷つけてしまう事も結構ある。感情を失ったのは能力が発現した後だが、その前から疎い方だった。ちなみに恐怖心は僅かに感じる事もあるらしいが、殆どないようなものなので、弓削を認識できる。
完璧に頭脳派であり、武力・肉体面では頼りない。体力もない。
能力が発現したのは小学校6年生の時で、中学受験の代わりに学園に入った。その時に出会った葦雀の真っ直ぐさに惹かれ、彼女と共に行きたいと思っている。中等部時代は自宅から通っていたが、現在は寮生。
小鳥遊恕処
外見:さっぱりした短髪に銀のフレームの眼鏡。静粛委員会の腕章は大体鞄の中に入っている。露出は基本的に低め。
ミッシング:体温
能力:「紫電使い」電気を生成するクリエイター。最大電圧は1億Vを越えるらしい。
元生徒会会計。現・静粛委員会会計。
博愛主義者で薄愛主義者。やさしいが、甘くは無い。小鳥の遊ぶ優しい所、という名前の通りだ、と言われたり言われなかったり。耽美系。猫被り。幼馴染みの中で一番一般常識をもっている。
トップ二人が細かい事を気にしないので、裏方を一手に引き受けている。役職は会計となっているが、書記も兼任している。弓削をトーマ、御酒草を由貴ちゃんと呼ぶ。御酒草には恕処君と呼ばれる。また、そこそこ交流のある八月一日の事は八月ちゃんと呼ぶ。他は大体名字+敬称。御酒草に好意を持っている。
生徒会時代から静粛委員会になっても、メンバーは三人だけなのだが、委員外の人間を使う事に長けているので、苦労人という印象はあまりない。(でもそれなりに苦労している)
学園の前生徒の名前と簡単なデータを記憶している。能力者の方が非能力者より多くデータを持っている。
低体温というか、変温動物で、病気で高熱を出した時でさえ、37度を越えない。常に手袋などで体温が伝わらないようにしたり、服装に気を使って体温が急激に変化しない様にしている。寒さも暑さも苦手。病弱。
ごく幼い頃から月見里学園に所属していて、他の委員会メンバーとは幼馴染の様な仲。寮生。
気を付けないと電子機器は誤作動を起こす為、電子機器を身につける或いは持ち歩く事を好まない。
八月一日沙耶
外見:おかっぱにカチューシャ。気弱そうなハの字眉毛。背は低めだが巨乳。服装は校則を破らない程度にアレンジしている。生徒会の腕章を左腕に付けている。
ミッシング:愛
能力:「座標転移」座標指定による空間転移能力。サイキック系。
現生徒会庶務。後輩。
生徒会と静粛委員会の橋渡し役を担う。本来は他の委員会との橋渡しもするのだが、静粛が割とトラブルメイカーなためにその仕事が多い。
間の抜けた話し方をするが、それは作った話し方で、必要な時はちゃんとした話し方もする。
誰かを好きという気持ちがよくわからない為、情というものは何に対しても持っていない。
大人しいが、気弱ではなく、自分の考えをはっきりという方。とはいえ、感情をむき出しにする事は少ない。
小学三年生から学園に編入しており、能力を得たのはそれより後。後天的な能力者。連続猟奇殺人犯によって家族が皆殺されており、寮生という形になっている。一応、天涯孤独という訳ではない。
斎藤一姫
外見:背はあまり高くない。貧乳。黒髪ロング少女。服装は文句なしの校則通り。風紀委員の証の腕章を常に付けている。
ミッシング:味覚(鈍い、程度)
能力:「暴れまわる烈風」大気を操るサイキッカー。
風紀委員長。後輩。
伊織曰くツンデレ。弓削とは最高に仲が悪く(といっても、一姫が一方的に嫌っているだけ)、はち合わせると7割ぐらいの確率でケンカになる程度。プライドが高い。頑固。でも割と面倒見はいい。
風紀委員は学園の警察の様なもの。校則を守らせる事が役目。校則を守る事、というより学園の平和を守る事を目的とする静粛委員会とは微妙に相性が悪い。でも業務内容には困った生徒を助ける事も入ってるんだぜ。
味覚が鈍く、料理の類は全く以って苦手。
ルールを守る事を至高と考えているらしく、伊織のいい加減さが気にいらない。葦雀をとても慕っている。
姫路とはそこそこ付き合いの長い幼馴染の様な仲で、幼い頃の延長のようにそこそこ強引に突っ込みにかかり、秀綱に宥められる。
能力を得たのは学園に入ってからだが、幼馴染二人と違って中学受験の形で学園に入った。寮生。
佐伯伊織
外見:チャラチャラした印象のある茶髪の少年。長身細マッチョ。風紀委員の腕章はベルトにひっかけている。ぱっと見、規則違反をしていそうな外見だが、大体ギリギリセーフのライン。
ミッシング:恐怖心
能力:「簡易増幅器」触れた相手の能力(身体能力か特殊能力)を3分間だけ強化する。エスパー系。自分にかけることも可能だが、その場合強化できるのは身体能力のみ。
風紀副委員長。
同じ副委員長という事で、御酒草に偶にちょっかいをかけてくる。相手をあだ名で呼ぶ事が多いが、真面目にするべき時にはちゃんとした名前で呼ぶ。とはいえ、公私の使いわけ程度のもので、シリアスな場面でもあだ名を使う時はある。御酒草→ミキティ、一姫→お姫、葦雀→よっしー、弓削→ゆげちんなど。御酒草には、いおりんと呼ばれる。
恐怖心を持っていない為、弓削の事をすぐに認識する事が出来る。それどころか馴れ馴れしく話しかけて少し鬱陶しいな、という顔をされても平気な顔をしている。
能力が戦闘向きではない事もあり、それなりに体を鍛えている。
学園に入ったのは小学生の頃で、カリキュラムを受けて能力を発現した。一人暮らし。
庄屋橋万里也
外見:女装男子。亜麻色のサイドテール。スカートは短め。腕章は右腕。
ミッシング:第六感
能力:「硬質化」触れたものを固定する能力。トランサー系。自分自身に使う事はできないが、意識して使えば空気中の元素を固定する事も可能。大気中の窒素を固定する事でかなり丈夫な盾を作る事が可能。
現・生徒会書記。後輩。
女装趣味がある所謂男の娘。可愛いものが好きなだけ。
きゃぴきゃぴしたお調子者キャラを装っているが、根は真面目で律儀。
ミッシングの関係上、勘が著しく鈍い。寧ろ、逆に当たる。90%ぐらいの確率で外れる。
学園に入ったのは中学からで、カリキュラムによる能力。自宅から通っている。
御厨世里
外見:ぱっつんツーテール。切れ長の瞳。私服派。腕章は生徒会として外で活動する時のみ左腕に付ける。
ミッシング:嗅覚(とても鈍い)
能力:「癒しの手」触れた相手の傷を癒す能力。エスパー系。直せるのは怪我だけで、病気を治す事は出来ない。使い過ぎると逆に壊死したりする。
現・生徒会会計。後輩。
嗅覚が鈍い為、その影響で味音痴。なので、食べる事にあまり執着がない。
真面目で堅物。冗談が通じない。無表情キャラ。
何かトラウマでもあるのか、能力をあまり使いたがらない。
小学生のころに能力発現し、学園に編入した。寮生。
渡辺秀綱
外見:色素は薄め。サラサラの短髪。制服にキャスケット(バッジ付き)
ミッシング:なし
能力:なし
非能力者。姫路の幼馴染。姫路についていく形で学園に入学した。自宅から通っている。
ごく普通の感性を持った少年で、比較的平和主義者。姫路の幼馴染として厄介事に巻き込まれる事が多かったからか、面倒見がいいというか世話焼きスキルが磨かれている。スルースキルも磨かれている。メンタル面が強いというか、超展開にも耐性がある。また、同じく幼馴染である一姫には、なだめ役になる事が多い。
委員会には所属していないが、美術部に所属している。
他所と違い、能力者率の高い学園で過ごすうちに、能力を得ることについて考え始める。
一姫に度々風紀委員に勧誘されるが、やんわりと断っている。
アルス=J=グッドマン(Arce/Johaness/Goodman)
外見:銀色の長髪でオールバック。瞳の色は萌黄と深緑。すらりとした長身。ゆったりとしているがしゃれた服を好んで着る。
ミッシング:右目の視力(光が認識できる程度)
能力:「変幻金属」体の一部を金属に変化させる能力。トランサー系。体の40%までなら変化させる事が出来る。再現できる金属は合金の比率違いも含めて200種類以上。
外国のアカデミーから交換留学生としてやってきた。御酒草とは幼い頃に同じアカデミーにいた事がある程度の知り合い。但し御酒草はほとんど覚えていなかった。寮生。
五ヶ国語を自由に操る事が出来るが、日本語は何故か謎の方言で覚えている。
右目の視力が殆どない為、距離感の認識が苦手。よくぶつかったり転んだりする。
天然と見せかけて腹黒策士で、自分の目的の為なら策を巡らし汚い手も使う。但し、汚い手はあまり使わない。基本として女性に対しては紳士。
昔の完璧に自己がなく、反射のみだった御酒草を嫌いだったが、今の微妙に自己を持ち、受け流す事が出来る様になった御酒草はちょっと好き。
山梨伊沙那
外見:逆立ててた髪に鋭い目。校則を破らない程度に改造した制服。腕章は右腕。もみあげをしばって飾りを付けている。
ミッシング:左足(義足)
能力:「臓腑破る味方殺しの槍」クリエイター系。プラスチックの様な見た目の円錐状の物質を作り出し、射出する能力。敵味方関係無しに周囲3m以内にいる相手に突き刺さる。
月見里学園の理事長の息子。風紀委員。後輩。
高慢キャラに見えるが、プライドが高すぎる故に逆に傷つきやすい。影でうじうじ後悔する。
ナルシストかつ自意識過剰。注意力散漫な所がある。わりと律儀で、約束は破らない。ツンデレ。猫型人間。
義足なので、走るのがあまり得意でなかったり、攻撃力が高かったりする。
幼い頃から学園に所属していた。静粛メンバーとは幼い頃から面識はあるが、あんまり交流は無い。自宅から通っている。
七種有羽
外見:大人しそうな長髪の少女。髪の一部をリボンで結んでいる。制服を無難にきている。
ミッシング:なし
能力:なし
後輩。弓削に思いを寄せる。愛称はユウ。
大体、小学生のころに不良に絡まれたのを通りがかった弓削に救われた。その時は男の様な格好をしていた為、再会した時誰かわかってもらえなかった。
元々じゃじゃ馬だったのだが、恋する乙女になって大人しくなったというか、表面的な暴走は少なくなった。
おばか。考えるより先に動くタイプ。動物的勘に優れている。行動力はそこそこあるのだが、恋する乙女モードになるとテンパりやすくなる。若干自分の世界にトリップしがち。
伊織とは近所に住んでいる事もあってそこそこ交流のある知人。
中学で受験して学園に入ろうとしたのだが、落ちる。そして、高校受験でやっと受かる。親には家から近いから、という理由で入る事を希望した。自宅から通っている。
能力者になりたくてカリキュラムを受けているが、まだ発現はしていない。でも勘は鋭いし、それなりに運動神経はいい。