表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
85/563

64 夜道で刺されないために。

 さて、『余裕(スラック)』の正しい扱い方について考えてきました。

 様々な『余裕(スラック)』をあげてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 まぁでも、人間社会のあらゆるものは『余裕(スラック)』の産物なのだから、何を取りあげたとしても『余裕(スラック)』が関わってくるでしょう。『余裕(スラック)』について大体考え尽くしたとは思わないし、むしろ1%すら書けていないと思います。君が見つけた、君だけの『余裕(スラック)』を是非とも大切にして欲しいし、なんだったらドヤ顔で見せびらかしてください。大いに驚きますので。ついでに、適切・過剰・不足・拗らせ4パターンを妄想して楽しんでみてもいいですし。

 そんなゆるーい気楽さを君の「あそび」に換えて欲しい。そう願っています。


 なあんて、いい感じに締めるのは止めにします。

 そろそろ、ピントのズレたことを言ってないかチェックしよう。

 認知的背理法(ツンデレごっこ)のお時間です!


「これで、『余裕(スラック)』を正しく扱えるかな?」

「ま、間違った扱い方なんて絶対しないんだからっ」

「うん? 間違った使い方を誰かに押しつけられちゃったらどうなるだろう?」


 基本的に、空理空論(スラックマネジメント)は『余裕(スラック)』を距離感や緩衝材として扱います。自己防衛的で、奪うことによる短絡的な利益よりも、じっくり育てることによる長期的な利益を徹底重視した考え方です。剣よりも盾を優先している。けれど、盾でぶん殴ることだってできなくはない。盾でぶん殴るなんて非効率極まりないから自分はしないが、だからこそ他者(ダレカ)に盾で殴られることは想定しにくい。剣でなく盾であったとしても、不意を打たれたら痛打になりかねない。


 ひとつ。他者(ダレカ)が『余裕(スラック)』の扱いを間違えたときに、巻き添えを喰らいたくない。

 ふたつ。あるいは『余裕(スラック)』の扱いを(こじ)らせた詐欺師に騙されたくはない。


 背中にも『余裕(スラック)』は必要だ。夜道で刺されたくはないからね。闇堕ちだけではなく、バッドエンドも回避したい。

余裕(スラック)』の正しい扱い方に加えて、間違っていない扱い方についても考えていこう。


   †

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ