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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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54 流行的余裕<スラック>~人間×評価×空間軸

 それでは、人間(ヒト)×評価(カネ)×空間軸。

 今回は流行について考えてみたいと思います。


 流行的『余裕(スラック)』。

 適切なら、時代の変化に対する感性を磨くことができます。また、社会全体でみれば、価値観の硬直を防ぎます。技術やデザイン、思想にライフスタイルなどなど、新しいものを適度に受け入れる社会的な『余裕(スラック)』として機能します。

 過剰であれば、流行に振り回されます。流行(はや)りについていけるのは一部のインフルエンサーぐらいになってしまうでしょう。時間的にも、予算的にも。社会全体でみれば、大量生産・消費・廃棄社会になりがちです。環境に大変よろしくない。また、これも流行の数が増えるほどに質は下がります。イタズラ動画や炎上商法、迷惑系の動画配信者など。別に好きなわけでも何でもないのですが、精神的な『余裕(スラック)』を勝手に占拠してしまいます。これはつまり、刷り込みによる恐怖症です。決して、人気があるとか面白いものではないでしょう。反倫理的で反道徳的で反社会的な行いは、嫌われるからこそ注視してしまいます。わざわざ見たくもないものを見て、抱えたくもない怒りを抱き、つまらない正義感に居ても立っても居られなくなり、泣き(わめ)き激情を吐き出し、場合によっては殺意にさえなり得ます。要するにゴキブリと同じなので、対処法もそれに準じます。無視(スルー)出禁(ブロック)。餌を与えず、液体洗剤でコロっと逝く程度の相手です。敵対者として、きちんと相手を尊重し、距離をおいて特徴を理解した上で、確実に叩き出すことが心の平穏を保つコツです。

 (こじ)らせると、流行マウントが流行ります。例えば、ファッションへの感度で格差が生まれ、コミュニケーションや恋愛格差へと(ひろ)がっていきます。また、世代間(ジェネレーション)格差(ギャップ)も深まるでしょうね。変化を少しずつ受け入れる『余裕(スラック)』を忘れたくないものです。


 人間(ヒト)×評価(カネ)×空間軸として、流行について考えてみました。

 流行は、ほど良く皆で楽しんでいきたいものだね。


   †

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