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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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53 投資的余裕<スラック>~人間×評価×時間軸

 失礼しました。前の内容&後の内容の一部をまとめて投稿してしまっていました。訂正済み。

 7月2日掲載予定分までは再チェックしました……が、場当たり戦術だなこれ。再発防止どうするか……。

 続いて、人間(ヒト)×評価(カネ)×時間軸。

 投資について考えてみたいと思います。


 投資的『余裕(スラック)』。

 適度なら、自身の実力や実情に寄り添った、生活水準の安定・向上が望めるでしょう。

 過剰であれば、経済的自立と早期退職(FIRE)でしょうか。筆者(わたし)としては軽率なFIREはおすすめできません。仮に資産運用が上手くいったとしましょう。例えば、金融資産が評価額で1億円分あるとする。月収は手取り20万円で、1日働くと1万円得られるとしましょうか。1日の運用益で10万円増えたとか、逆に5万円減ったとかで一喜一憂します。そんな人が1日1万円で働く気になれるでしょうか? 早期退職がしたくて経済的自立を目指したはずが、経済的自立を果たしたら早期退職せざるを得なくなったという奇妙な話になるわけです。そして早期退職した結果、社会的な繋がりを失って孤独感に苛まれます。信じられるのは、もうお金だけです。すっかり魔王の手先だね。これが軽率なFIREの例。しっかりとした本物のFIREをするのであれば、まず様々な『余裕(スラック)』を取り揃えて投資的『余裕(スラック)』だけが過剰にならないようにする。退職後の身の振り方をよくよく検討した上でFIREしたらいいのではないでしょうか。まぁ、なかなかに難しい。早期退職することで供給側(サプライサイド)の経済規模が1人分減ることになるので、金融資産の価値もそれに応じて減ずるはずです。一抜けした分が控除率(ハウスエッジ)になってしまい、微妙に負ける賭けになっている。全員がFIREするのは供給側が破綻するので論理的にありえないし、供給をAI任せにするならセーフティネットが……。(※筆者悶絶中、エタってる方の長編の世界観に丸かぶりしたためと思われる)

 不足すると、将来性の半分近くを犠牲にすることになります。労働者として仕事で評価(カネ)を得る場合、会社組織や上司の判断に振り回されるからです。給与アップなんてするものか、と思われたが最後、ずっと給与据え置きで働くことになりかねません。結果を出すことや組織に貢献することと、それが評価されるかどうかはまた別の話です。プライベートで好きにやればいいので、将来性の全てとは言いません。しかし、大部分を他者(ダレカ)に委ねるというのは、信頼が必要な行為です。盲目的に信じちゃっていませんか? それが心配です。

 (こじ)らせると、拝金主義にひた走って倫理観や道徳を喪失します。防ぐコツは、自己投資、という言葉を思い出すこと。金融資産は豪華な装備品(よろい)、相応のレベル上げもしておきましょう。


 人間(ヒト)×評価(カネ)×時間軸として、投資について考えてみました。

 高度な金融社会、世界的に広がる格差、日本はまだマシな部類とは言え、注視していきたいところですね。


   †

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