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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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50 経営的余裕<スラック>~人間×存在×評価軸

 まずは人間(ヒト)×存在(モノ)×評価(カネ)軸。


 経営的『余裕(スラック)』。日常に潜む経営ですね。

 適度なら、生きていくための立派な拠点ができている。時間(とき)の流れは残酷で、この広い世界、何が起きるかは分からない。けれど、憩いの場所があり、ある程度の備えもある。生き抜いていくための基本的な条件が揃っている。あとは人生を楽しむだけだ。

 過剰であれば、拠点が要塞化してますね。とても居心地はいいはずですが、埋没費用(サンクコスト)を掛けすぎです。状況が変化した場合、拠点を移すのが難しくなります。進学に転校、就職に転職、あるいは激甚災害など、環境が変わるときもあるでしょう。基本的には拠点にそこまでコストを掛ける必要はなく、別の『余裕(スラック)』を求めた方がいいでしょう。ただ、住宅ローンを組んでしまった場合など、もう既に立派な一国一城だと言うのであれば、城下町を整える気概で他の『余裕(スラック)』をきっちり揃えていくしかないかもしれません。腹(くく)ろう。

 不足すると、冷え切った家庭のような状況になります。人間(ヒト)存在(モノ)評価(カネ)も揃っているのですが、上手く噛み合っていない状態ですね。これはつらい。名目的な拠点はあるにも関わらず、憩いの場としては機能しないわけです。家庭内不和、金銭トラブル、隣人との揉め事、騒音などの公害、拠点の内外問わず様々な問題が考えられます。解決方法も様々ではありますが、距離の(はか)り方を忘れないようにしましょう。近すぎる故のストレスなのかもしれないので。いざとなれば拠点ごとぶっ壊して作り直した方が早いかもしれない。まぁ、その辺の判断は『余裕(スラック)』を確保した上で、どうか冷静に。

 (こじ)らせると、いわゆる引き籠もりですかね。問題点は、拠点にあるべき拡張性や将来性を欠いてしまっていること。原因は対人関係のトラブルや、自信の喪失、(うつ)病などの心身の不調。私としては、ある種の現代病と捉えています。私たちが社会的分業をしすぎていることが根本にある気がしています。分業の結果として、『余裕(スラック)』の配分が偏っている人が多いのではないだろうか? 例えば受験競争に勝ち、就職を多くが憧れる大手に決め、出世競争に血道を上げたが、とうとう負けてしまった。そんな人が仮に競争に勝つことを唯一のアイデンティティにしていたら、引き籠もりたくもなるのではないだろうか? 特定の『余裕(スラック)』への一点賭けは非常に危うい。負けたときの備えがないし、勝ち続けても傲慢で慢心しがちです。それは勝負師(ギャンブラー)としては決して強い資質とは言えない。いっそもっと早い段階で挫折を味わい、『余裕(スラック)』を分散していたら、と思ってしまう。立ち直るのに時間は掛かるでしょうが、手掛かりなく闇雲に彷徨うよりは、ヒントがあるだけでもかなり回復は早まると思います。私の空理空論(スラックマネジメント)が役に立てば幸いなのですが、はてさて。


 人間(ヒト)×存在(モノ)×評価(カネ)軸について考えてみました。


   †

 前書き・後書きを書きまくって本編が書き進める時間を削るのもなんだと思って、でもしばらく書かないのも寂しくてなんだったので。


 2章とか、こないだの後書きとかで、ちょくちょくV-tuberの話題に触れつつ、なんら具体的に語ってなかったので書いてみます。

 ゲーム実況とか面白いことは分かってるけど、分かってるけど、、、時間的に手を出せておらず、知ってるのが歌ってるV-tuberばかりという偏りっぷり。


 好きなV-tuber楽曲(オリジナル曲限定)。

「ヒカリへ」MaiR(めあ)

「カタチのないもの」涼海(すずみ)ネモ

「Stellar Stellar」星街すいせい


 MaiRさんはV-ロックシンガー。2章「~狂騒の夜。」で「ライブ感の楽曲を聴く機会はむしろ以前より増えた~」の一節はこの人をイメージして書いていた。歌に感情を乗せることについては随一。そのリアルタイム性、ライブ感は素晴らしい。その分ムラも大きいが、低音声域(バス)で歌えるほど低音に強く、歌唱力に底力がある。ここはむしろ爆発力があると表現すべきだろう。

 オリジナル曲はどれもおすすめだが、一番好きな楽曲を挙げました。歌ってみたも200曲ぐらいかな? 忠実なコピーから自己解釈で新たな視点を加えたものなど、歌ガチ勢のV-tuber。


 涼海ネモさんはV-シンガー、オリジナル曲はまだ少ないものの、特に刺さった一曲を紹介。

 この曲、空理空論(スラックマネジメント)のイメージにピタリというか、今の私にすごくハマりましたね。今後の活動に期待しています。


 星街すいせいさんは……まぁ、いまさらおすすめするまでもなく有名な方ですね。THE FIRST TAKEでも歌っていた一曲。高音部で始まるなかなか珍しい曲……(しょ)(ぱな)からいきなり良く出せるなというような難曲をよくぞ……という度胸はピカイチな方。


 こうしてみると、星や光、夜空の雰囲気、あるいは自身のキャラクター性や自己表現系の曲が好きなんだなぁと改めて再確認。


 あと……なぜか、全員青いな。青い人ばっかり紹介してるのはなぜだろう。


 ええと、本日がMaiRさんの新曲「せめて、青く」のリリース日だから……! というオチ。昨日の歌枠のラストでも歌っていた熱い曲。多分聞き込みながら誤字脱字チェックしてると思われ。

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