586 「障害がある」を笑い飛ばす306
というわけで、想定外の「もっともらしい」実践編である。
「もっともらしい」料理店に入るまえはこんなに話が長引くとは――もとい、お店に長居してしまうなんて思ってもみなかった。趣味的にコーヒーは淹れるから、いつかコーヒーの話を書いてみたいなぁと思ったことはある……けども、短編か、番外編か、そのあたりで好きに書くつもりだった。「もっともらしい」と絡めてみようとは考えていなかったな。
すこしネタばらしもしておこう。
私にはいきつけの喫茶店もあるし、コーヒーには並々ならぬこだわりが――どうだろう、あるだろうか?
べつにコーヒーの淹れかたをきちんと習ったわけでもなし。
ぶっちゃけ、馴染みの喫茶の店主の見様見真似と、あとは失敗だらけの実体験からの試行錯誤。それでなんとかしてるだけだ。
まぁ、じっさい私のコーヒーを淹れる腕前なんて、その程度のものだ。
……と、前置きしたうえで。
私が最初に、この第7章「努力しない努力論」の冒頭で挙げた、この章の主要な論点は「楽しむ努力」と「努力しない努力」だったね。
この後者、「努力しない努力」については、いまさきほど料理長との交渉にあったとおり、努力せずに済むよう足掻こうとはしたが、出鼻をくじかれ上手くいかなかった。しゃーなし。こういうこともある。
であるならば、なおさらのこと。
私たちはいつだって、「楽しむ努力」を欠かすべきではない。
淹れろと言われて淹れるだなんて、まるでつまらない仕事みたいじゃないか!
だから、心に『余裕』を取り戻し、ちょっとした「あそび」を取り入れることにしよう。
これから私は、世界一美味しいコーヒーを淹れようと思う。
正確には、これはいかにも世界一美味しいコーヒーですよ、なあんて、さも「もっともらしい」主張をしてみようと思うわけだ。
それを君が味わってみて、ほんとうに世界一美味しいと感じたなら私の勝ち。
もしもなんの変哲もないコーヒーだと感じたなら、君の勝ちだ。
まぁ、それなりに美味しいコーヒーだったら判定にもつれ込むとしよう。それは君に任せるよ。はは、引き分けでもいいんじゃないかな?
私は身につけた「もっともらしい」を使って、これから淹れるコーヒーを素晴らしいものにする。そのように見せかける。
だから君は、血肉に変わった「もっともらしい」を使って、この奇術の種を見破ってみてほしい。なんだい、この変哲もないコーヒーは? もっと上手く淹れられないのか――といった具合に私を煽ってみせたら、君の大勝利ってわけだね。
――という、ちょっとした「もっともらしい」ゲームをやってみようじゃないか!
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」キー♯4にチャレンジ。音域はmid1G~hihiA#、G3~A#5。
98.774点。調子良く声が出ていたように思うけれど、高音サビが詰め切れていなかったかな。
FLOWさんの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」キー♭1に地声縛りチャレンジ。音域はmid1A#~mid2F#、A#2~F#4。
100.000点。良く寝たせいか、かなり安定して地声を張れていた。1カ所だけちょっとふらついたかな? 100点は取れたので、明日はまたキーをひとつ上げます。
なとりさんの「プロポーズ」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(lowG~mid2D、G2~D4)
なとりさんの「[サビカラ]プロポーズ」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1C~mid2A、C3~A3)
Youtubeのオススメ動画とか見えていると、「プロポーズ」の歌ってみた動画をちらほら見かける。……のですが、内緒のピアスさんのやつか、なとりさんのやつかでドキドキしながら聞く。……もっとも、内緒のピアスさんのはほぼ4分、なとりさんのはほぼ3分なので総再生時間をみればたいてい分かるはずだけど敢えて見ずに(以下略
履歴の100点は648曲(+2)、99点超え1084曲(+2-違算分1)、虹色メダル1669個(+2)、金色メダル4個(±0)、銀色メダル0個(±0)、銅色メダル1個(±0)、無色メダル0個(±0)。
月末なので違算割り出し。どっかで99点を重複して数えちゃったかな……?




