539 「障害がある」を笑い飛ばす259
あるいは、ダーウィニズム、進化論的な考えかたはどうだろう?
生物というのは、長い年月をかけて世代交代をするうちに、すこしずつ姿を変えていくらしい。これはまぁ、キリスト教などの原理主義的に、神による創造論とは相性が良くない思想になる。
まぁ、人間は「もっともらしい」言い訳を考えるのが大得意だ。
たとえば、今まさに神様が人間を作っている真っ最中で、神が人間をこねこねしてる状況が進化っぽく見えるんだよ、みたいなね。これだとまだアダムとイブが生まれていないことになるけども、その辺りの言い訳もおいおい考えていけばいい。なんとでも理屈はこねまわせる。
んで、進化論をある程度受け入れてしまうと、私たちがなぜこうなのか、なんて哲学的なことも考えちゃうわけだ。
この世は弱肉強食であり、人類は強いからこそこんなに発展したんだよ、とか。
適者生存こそ摂理であり、移り変わってゆく環境にきちんと順応できたから生き延びることができているんだよ、とかとか。
とはいえ、深く考えていくとよく分からない。
弱肉強食といったって、卵や肉目当てで飼育される鶏の数は、人類総数の3倍を超える。食物連鎖は生物の基本的なシステムかもしれないが、弱肉であるからこそ個体数としては繁栄するなんて事例もある。
適者生存といえば聞こえは良いが、生き残った理由はたまたまじゃないの、と言われたらそれまでだ。キリンの首が長い理由を、高いところにある草木を食べるために少しずつ首を伸ばしていったんだよ、と主張することはできる。そんな段階的進化ならまだしも、どうして海の生物が陸に上がったのか? 眼球なんて複雑なものができて、光によって外界を感じ取るようになったのはどうして? そんな突然変異的な進化が生き延びたのは適していたからなのか?
DNAが遺伝子の本体だと一般に知られるようになった20世紀以降、それを人間社会にどのように落とし込めば良いのか、人々は頭を抱えてきた。
優生学的な見地から歴史的大暴走をしたアドルフ・ヒトラーの例もあれば、これまで治療のしようもなかった難病への遺伝子治療という可能性も開けている。
しかしながら、遺伝子が世代を超えて遺伝するものである以上、個人主義的な一世代かぎりの考えかただけで手を出していいものか? 宗教とからめて、それはDNAという神の設計図を書き換えるような愚行なのではないか?
そして、この禁忌を乗り越えたいという衝動の奥底には、たんに遺伝病に対する恐怖があるだけではなく、今の自分、現世代の行いが「もっともらしい」と思い込みたい、進化しているのだ、前に進んでいるのだという自己正当化の論理があるのではないだろうか?
クリスパー・キャス9のようなゲノム編集技術が生まれているからこそ、この何十億年と受け継がれてきた御伽噺は最新の舞台へと躍り出た。
生物として、物語る人間として、物語の語り手として。
長年――ほんとうに永い間、普遍的なテーマで在りつづけるわけだ。
はたして自分はこの生涯において、親を超えることができただろうか?
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」キー♯3にチャレンジ。音域はmid1F#~hihiA、F#3~A5。
99.626点。♯3初の99点台後半。A/Bメロにちょっと荒さがあったものの、サビ2の高音3連で5回当てられたのが得点アップの要因かな? これがいつもできれば……。
陰陽座さんの「甲賀忍法帖」98.739点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2A~hiE、A3~E5)
今日は名古屋出張&朝の渋滞で時間が取れず。歌ったのは21時ぐらい。歌った時間がいつもと違いすぎるのは……再現できるといいんだけども。
「甲賀忍法帖」は私にSound Horizonを教えてくれた大学の先輩がカラオケで歌っていた曲。そんなわけで個人的に印象深い曲なんですが、サビが格好よく歌えなかった……明日リベンジしようかな。
履歴の100点は548曲(+0)、99点超えは921曲(+0)、虹色メダル1442個(+1)、金色メダル4個(±0)、銀色メダル0個(±0)、銅色メダル1個(±0)、無色メダル0個(±0)。




